もっと早く買うんだったScansnap+裁断機!レビュー

最近買ったものの中で、人に勧められるものってあまりなかったのですが、Scansnapはこれは文句なしにおすすめできる。

本や雑誌の保管のために広めの部屋を借りたりしているならばまず買って損はない。日本だと部屋の面積を増やすとすごい家賃に響くし、投資した分は節約できるとおもう。都内なら。

iPadも予約したことだし、準備は着々と進めておこう。

FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500

FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500

当初、ヤフオクで安いなぁ、と思って見ていたのですが、よくよく見るとAcrobatが抜かれている!ものの出品が多いのでAmazonで購入しました。ただ、使い始めてみると、Acrobatを全く使っていないので実はいらないのかもしれません。

裁断機は何を買うべきか

本や雑誌をスキャンするつもりならば、裁断機は「買わない」という選択肢は無いと思っています。
私も買おうかどうか悩んだのですが、買って正解でした。カッターで解体したりアイロンでノリを剥がしたり、といったノウハウもあるみたいですが、裁断機でバッサリいかないと10冊もばらしたらイヤになると思います。

裁断機は、まず候補に上がるのが↓

プラス 断裁機 裁断幅A4 PK-513L 26-106

プラス 断裁機 裁断幅A4 PK-513L 26-106


だと思いますが、これはちょっと場所をとるのと、20kg近いので非力な私には動かすのが無理そう、ということでボツにしましたが、この裁断機の置く場所があるならばこれがベストだと思います。

私が買ったのは、こちらの裁断機。

カール事務器 ディスクカッター DC-220N

カール事務器 ディスクカッター DC-220N


軽くて、移動しやすいので使うときだけさっと出して使えます。
ちょっと失敗だったのは、変形版の雑誌をスキャンするつもりでA3対応の裁断機にしたのですが、ScansnapはA4までしかスキャンできないという致命的なミス!

なので、こちらの裁断機でもA4まで断裁できるのでこちらでもよいかもしれません。

カール事務器 ディスクカッター DC-210N

カール事務器 ディスクカッター DC-210N

ローラーカッター式の裁断機で気になるのが、細かい紙くずが出てしまうこと。
掃除も面倒だし、スキャナに良くなさそうな気がします。

一緒に買っておけばよかった道具

カッター

100ページぐらい断裁できる裁断機があれば不要だと思いますが、Carlのローラーカッターの裁断機を買った場合は、本をまるごと裁断機で裁断することができないので、手である程度ばらして裁断する必要があります。

主に背表紙を切ってばらすのですが、よく切れて安定しているカッターがあったほうが作業が楽です。
私が買ったのはこのカッター。発表時からずっと欲しかったのですが、「カッター沢山あるしなぁ。。。」と我慢していたのです。今回は「必要だし仕方ない!買う!」ということで買って大満足。
薄刃のカッターだと力が必要だったらダンボールもざくざく切れます。

オルファ 万能M厚刃203B

オルファ 万能M厚刃203B

はりトルPRO

雑誌のホチキスの針を外すのが結構めんどうで、最初はいらないと思っていたのですが、あとになって買いました。これがあれば雑誌の大きなホチキス針も一撃!だけど外した後の針がなんか危ない感じなので床に放置すると踏みそう。

サンスター はりトルPRO 4765800

サンスター はりトルPRO 4765800


裁断職人への道

試行錯誤を繰り返すうちに、技を極めて行くのが裁断道。
PK-513Lがあれば一撃みたいなので特に裁断道は関係ないと思います。
ローラーカッターの場合は一度に裁断ができないが故にノウハウが必要でした。

糊で綴じられている雑誌の場合
  • 60ページ程度に背表紙を割いて分ける→これをやらないとローラーカッターだと裁断できません
  • 裁断する
  • アンケートハガキを抜く→抜いておかないとスキャン時に紙の重なり検出で止まります
  • 別冊になっているおまけがあったら抜いておく→ジャムったりします
  • スキャンする
ホチキス綴じの雑誌の場合

ホチキスは外さなくても裁断できるのですが、外した方が絶対によいかと。
なぜならば、ローラーカッターでホチキスの針を踏むと1回で刃がダメになるから。3冊目の裁断で針をカッターでまたいでしまい、全く切れなくなりました。
幸いにも替刃が1枚付いていたので事なきを得ましたが、ローラーカッターの場合はホチキス針は外した方が良さそう。

  • ホチキスを外す
  • 真ん中で裁断する→紙の折り目が引っかかって重なりスキャンエラーの原因になります。これはローラーカッターの宿命か。。
  • アンケートハガキを抜く
  • スキャンする
小説の場合
  • 背表紙を割いて50ページ程度に分ける


  • 糊の部分を裁断する



  • スキャンする

どれぐらいの時間がかかるのか

150ページ程度の雑誌の場合、

  1. 10冊裁断して20分
  2. スキャンするのに30−40分

ぐらいです。予想外に時間がかかるなぁ、といった印象で、重なって用紙が送られることが多く目が離せない感じです。そのたびにADFをあけて紙さばきしてあげないといけないのでつきっきりの作業になります。

スキャン中はつきっきりになってしまうので、まとめて裁断して黙々とスキャンする、といった流れに落ち着きました。裁断後は積んでおくのですが、いつも「これをひっくりがえしたらどうしよう・・・」と不安にかられます。

保存形式はどうすべき?

悩んだのですが、JPGでスキャンすると、ひとつのフォルダにすべての画像が放り込まれてしまうので一冊ごとに別のフォルダに移動する手間が必要です。
ソレが面倒だったのと、OCRにかけたかったのでPDFでとりあえず保存しています。
300DPIで、1冊100-150MBぐらいになるみたい。

OCRは?

精度はそんなに不満はないのですが、一冊のOCRに20分ほどかかります。Quad coreのAthlonでもそれぐらいかかるので、かなり重い処理なのかも。

そのため、スキャン時にOCRにかけるのではなくて、後からまとめてOCRにかけることができるので、寝る前にスタートして朝には終わっている、という感じでOCRは進めています。
Acrobatでしか検索出来ないのが不便。Grepかけられたら便利なのですが。。

雑誌以外はBookscan.jpにお願いした方が良さそう

本を何冊かスキャンした実感ですが、Bookscan.jpさんにお願いした方が本は良いと思います。
自分で作業するには割が合いません。一冊100円なら外注した方が楽。
雑誌はまだBookscan.jpさんではスキャンしてもらえないので致し方なくスキャンしていますが、本はお願いすることにします。

Kinko'sキンコーズでも、本は裁断してもらえるので、技術書なんかは裁断だけKinko'sでやってスキャンだけするのが急ぎの時にはよいかもしれないですね。