不動産業と無関係な仕事をしているITエンジニアが宅地建物取引士に合格した体験記

お前どんな人なの?

不動産は大好きです。主にマンションが好きだけど戸建てもアパートも好き。建物も好き。間取りも好き。インテリアには興味がない。REINSが見たい、だけ。

不動産関係ないので5点免除もなし。

いろいろあって、大家として不動産に携わることになって5年ぐらい。ほぼ管理会社任せで自分では取引実務は全然知らない。 普通の人よりは不動産に詳しい、ぐらい。

本業はITエンジニア。不動産は全く関係なし。平日は8時過ぎに家を出て、22時ぐらいに帰宅することが多い。平日に十分な勉強時間を確保するのは気力体力的に無理。

まとめ

不動産が好きとは言っても専門外なのでそれなりに苦労した。

何よりも働きながら専門外の勉強をする時間を確保するのが極めて困難。

通学で勉強するのはどう考えても仕事と家庭のの状況からして無理なので、通信講座を使って、

  • TACの通信講座で1年目は受けて2点足りず
  • 翌年は通勤講座↓で延々と問題演習をして合格

しました。

トータルで50時間ぐらいは使った気がします。

のらえもん先生が3日で合格しているので二年もかかってしまって恥ずかしいですが、基本性能に圧倒的な差がありそうなので、私の経験も参考になるかもしれないなと思って書いています。

ダラダラ二年も時間かけすぎでしょという気もしますが、 1年目にTACを使って一発で受かるつもりだったので、もうかけた費用を取り戻すためには受かるまでやるしかない・・・!という感じになったというのもあります。

通勤講座の良いところ

宅建 通勤講座

申し込むまでその品質にかなり懐疑的だったので、結構悩んでいたのですが、振り返ると大正解でした。

好き嫌いはあると思いますが、私はほとんど本を物理的に開いて勉強する時間を取れなかったので、エレベータ待ちとかランチを一人で食べに行ってはスマホでポチポチ問題演習を繰り返す・・・という使い方をしました。 社会人になってから受けた簿記試験とは違って、手を動かして問題演習をする必要がないので、通勤講座はぴったりだと思います。

防水スマホで風呂でもポチポチやって何周も問題演習をこなす、という使い方をしました。スマホで問題演習ができて、間違った問題が記録されていて、間違った問題だけを繰り返し気軽にできる、というのは革命的ですね。専用アプリも不要なのも素晴らしい。 TACはろくでもない出来のアプリが必要でうんざりでした。

講義ビデオも見ましたが、講義ビデオよりは問題演習のほうが合格するためには必要だったんだな、という気がしています。

使った参考書

2018年版 どこでも宅建士 とらの巻  【法改正対応 / 短期決戦向けテキスト】

これはTACの方の通信講座での指定教科書だったのですが、他の教科書には載ってない語呂合わせが載っているので数点稼げる気がします。

不動産関係は本業ではないのですが、実務の現場でも割と使える語呂合わせがあったりします。「坊さん桃頂戴」とか。

問題集もTAC指定のものを買いましたが、一周しただけで二年目は使いませんでした。

歳のせいか、法令上の制限を暗記するのが辛くて辛くて全く覚えられず、暗記術の本を読んだのですが、意外と役に立ちました。

ごく平凡な記憶力の私が1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由

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テクニックはメジャーなものばかり紹介されていますが、 私は「記憶の宮殿」メソッドを使って宅建の暗記モノをいくつか記憶しました。記憶術はセットアップが時間がかかりますが、一度覚えたら長期記憶に入ってるので忘れないのが良いですね。

TACダメなの?

講義の質はTACのほうがよい、と思います。講師が大変に良いです。 ビデオを見るだけで、受かるかも、という気分になります。落ちましたが、ビデオを見るだけじゃなくて問題演習も他のなにかで補強すればTACで受かるのだと思います。

講義は面白いし、とてもわかりやすいので、初学者はTAC+通勤講座で問題演習、がベストかも、と今は思います。

宅建取ってどうするの?

宅地建物取引士の登録はして取引士証はあるのですが、 特にどうするつもりもないのですが、法人で宅建業登録をして、 賃貸の仲介をほそぼそとやりつつREINSを趣味で見れるようにしておこうかな、というぐらいの気持ちです。

意外だった効果として、「宅地建物取引士」と名刺に書いておくと、不動産屋さんから「おっ」と言った反応があります。実務は全く知らないのでペーパーだとあまり意味はないのですが、大家として話はしやすくなるような気がしています。