US Apple StoreからRefurbished整備済み英字キーボードのMac Book Proを買う

まとめ

2013から使っていたMac book proがキーボードが反応が悪かったりタッチパッドが戻らなくなったりしていて、修理しようとしても5万円、と言われたので修理を諦めてこれを機にしばらくのあいだ、ペンで画面に書けるのは便利そうだと思ってSurface pro6とSurface penで慣れようとしていました。

半年ほど経ったのですが、どうしてもcmd + cとctrl + cが同じ操作になってしまうのが気になったり、プログラミング系の作業をしようとすると無駄にハマったりするのにイライラして、Mac book proを再度購入することにしました。

ペンについてはMac book proとiPadの組み合わせの方が用途的には合っているような気がしています。本当にたまに書き込みたいだけなので常にペンで画面に書ける必要はないですね。

  • US Apple Storeなら整備済みでも全部USキーボード仕様
  • 日本のApple Storeで買うのと値段はほとんど変わらない
  • 整備済みでも在庫が結構豊富

安く買えるの? → あまり変わりません

US Apple Store Refurbished

www.apple.com

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購入したMacBook Pro 13inch 2018 Core i7 quad-core 16GB/256GB

$1949 で、日本円にするとその時のレートにも依ると思いますが、224,480円 でした。

15inchにしようかと思っていたのですが、持ち歩くときに重たいのは嫌だったので13インチでクアッドコアモデルにしました。 同じ仕様で、日本のApple Storeで正規品を買うと274,104円みたいです。

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日本のApple Storeで同スペックのMac book pro CTO

日本語キーボードで良ければ、おそらく日本のApple Storeの整備済み品を買うのとあまり変わらないか、日本で購入したほうがトータルでは安上がりになりそうです。が、整備済みの場合は日本のApple Storeで英字キーボードが出ることはほとんどないので正規品を買うよりはUS Apple StoreでRefurbishedを買ったほうがちょっと安いかも、という微妙な具合です。

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13inch MBP Core i5 quad core 8GB 256GB

  • MacBook Pro本体 224,480円
  • 転送料 $48 = 5,286円
  • 関税 10,200円
  • 合計 239,966円

正規品を買うよりは2万円ぐらい安いかもしれませんが、 だったら分割払いで正規品を買ったほうがいいような気がしています。

何日ぐらい届くのにかかるの? → 一週間ぐらいです

転送サービスはいつものSpearnetを使いました。 4/30に購入して、5/1にSpearnetの倉庫に到着、事前にReceiptを送っておくのを忘れていたのでここで1日ロスしています。 輸出から国内配送まで下記のような流れでした。早いですね。

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Lenovo X230の中古を高齢の親用のPCにする

5万円以下なら中古PCのほうがパフォーマンスが良い

親が使用しているPCは、光回線の営業に来て押し込まれた今どきHDDでCeleronなCPUのなにかするたびにゴリゴリ言って待たされる酷いスペックのPCだったのですが、さすがにおそすぎる新しいPCがほしい、というので調べていたのですが、5万円以下だとあまり良いスペックの物が買えなそうだったので中古のPCを買ってあげました。

購入したのはLenovo X230で、秋葉原で2万円弱で購入できました。 スペックもCore i5 4GB、SSDで、ブラウザを使ったりたまにアプリを使ったりするレベルなら問題ないだろう、と判断。 Lets'noteも少し前のモデルだと3万円ぐらいで買えるので迷ったのですが、パーツの交換のしやすさ、入手のしやすさを優先してX230にしました。

X230は下記の記事にあるようにメンテもしやすいし、各種パーツも安価に手に入りそう、という目論見です。

hagane-ya.net

購入したPCは外装に欠けがあったので、パームレストと、キーボードのテカリがあったのでキーボードだけ交換しました。 パーツは4000円ぐらいで、Youtubeの動画を見ながら15分ぐらいで交換完了。開いたときは新品同様な見た目です。

液晶がIPSではないので視野角が狭いのがちょっと気になりますが、 液晶パネルも変えるならば1万円もしないので、使ってもらって不満が出てからで良いと思ってこのまま使ってもらってます。 2万円弱だとまともなスペックのPCは新品では買えないので、基本性能を重視するなら中古を物色するのがオススメ。

正直いろいろ交換したくなってしまうので、だったら3万円ちょっとでLet's noteの中古を買えばよかったのではないか、という気がしています。

これとかすごくいい。

akiba-pc.watch.impress.co.jp

amazon kindle fire + ICレコーダーでオーディオブック化で積読消化

耳なら家事や育児の間も空いている

家事や育児をしていると、どうしてもインプットする時間が作れないのでインプット量が減る→10年前の知識で仕事していくしかない→使えないおじさん化していく、といった悪循環に陥りがちです。 歯を食いしばって命を削ってインプットをしているのですが、それでも絶対的に使える時間が少ないというハンデは埋めようがなく、35歳プログラマ定年説が頭をよぎりながら毎日を過ごしています。

オーディオブックはそういう時間がない毎日の中での貴重なインプット源として活用してきたのですが、AudibleはUSもJPもあまり技術系の本はなくて、ビジネス系や自己啓発の本に偏りがちでした。 2月に下記の勝間和代さんの記事を読んで、なるほど!と目が点になったので、その後10冊ほどICレコーダーでオーディオブック化しては積読を消化しています。

katsumakazuyo.hatenablog.com

この自分で読み上げ機能を使ってオーディオブック化する効果は劇的で、これまで数年に渡って積読だった技術系の読み物本の消化がザクザク進みます。 3倍速だと3-4時間で厚めの本でも聞き終えられるので、週に一冊ぐらいのペースで安定して聞けています。 一度聞いても頭に入らないことはあるので、その場合は2回聞いたりしていますが、それでも自分でKindleを開いて読むよりはずっと楽です。

好きあらばBTイヤホンを片耳に突っ込んでは流しっぱなしにしています。ここ数年は英語のオーディオブックばかり聞いてきたので、日本語のオーディオブックだと聞きやすいです。

ちょっときになるのは、本によって読み上げがめちゃくちゃなことがあることで、 プリンシプルオブプログラミングの読み上げは特に酷いです。

例えば「ハードワークは報われない」が「はーどわーく わ ほう われない」だったりして脳内FEPで変換する必要があって余計な負荷がかかる感じです。 他の本だとここまでひどくないので、読み上げが本によって変わるのは不思議です。

難点はオーディオブック化が面倒なことで、一冊録音するのに数時間はかかります。読み上げがよく止まっているので何日もかかることもあって、人が読み上げなくても全く問題ないのでKindle本にはMP3もつけてほしい。

こうしてオーディオブック化さえしておけば、子供と散歩に行くときも、子供と公園で遊ぶときも、習い事の付添のときでも夕飯を作っているときでも積読が消化できてインプットができないストレスがちょっと減ります。

聞いた本

オーディオブックになりそうもないような本を選択して聞いています。

機材

抵抗なしのケーブルで繋いでいます。 Kindle Fireは充電しながらでも良いのですが、ICレコーダーは充電しながら録音するとノイズが乗ってしまうので充電せずに録音しています。ICレコーダーは充電しなくても数十時間は録音できるので特に問題はありません。

不動産業と無関係な仕事をしているITエンジニアが宅地建物取引士に合格した体験記

お前どんな人なの?

不動産は大好きです。主にマンションが好きだけど戸建てもアパートも好き。建物も好き。間取りも好き。インテリアには興味がない。REINSが見たい、だけ。

不動産関係ないので5点免除もなし。

いろいろあって、大家として不動産に携わることになって5年ぐらい。ほぼ管理会社任せで自分では取引実務は全然知らない。 普通の人よりは不動産に詳しい、ぐらい。

本業はITエンジニア。不動産は全く関係なし。平日は8時過ぎに家を出て、22時ぐらいに帰宅することが多い。平日に十分な勉強時間を確保するのは気力体力的に無理。

まとめ

不動産が好きとは言っても専門外なのでそれなりに苦労した。

何よりも働きながら専門外の勉強をする時間を確保するのが極めて困難。

通学で勉強するのはどう考えても仕事と家庭のの状況からして無理なので、通信講座を使って、

  • TACの通信講座で1年目は受けて2点足りず
  • 翌年は通勤講座↓で延々と問題演習をして合格

しました。

トータルで50時間ぐらいは使った気がします。

のらえもん先生が3日で合格しているので二年もかかってしまって恥ずかしいですが、基本性能に圧倒的な差がありそうなので、私の経験も参考になるかもしれないなと思って書いています。

ダラダラ二年も時間かけすぎでしょという気もしますが、 1年目にTACを使って一発で受かるつもりだったので、もうかけた費用を取り戻すためには受かるまでやるしかない・・・!という感じになったというのもあります。

通勤講座の良いところ

宅建 通勤講座

申し込むまでその品質にかなり懐疑的だったので、結構悩んでいたのですが、振り返ると大正解でした。

好き嫌いはあると思いますが、私はほとんど本を物理的に開いて勉強する時間を取れなかったので、エレベータ待ちとかランチを一人で食べに行ってはスマホでポチポチ問題演習を繰り返す・・・という使い方をしました。 社会人になってから受けた簿記試験とは違って、手を動かして問題演習をする必要がないので、通勤講座はぴったりだと思います。

防水スマホで風呂でもポチポチやって何周も問題演習をこなす、という使い方をしました。スマホで問題演習ができて、間違った問題が記録されていて、間違った問題だけを繰り返し気軽にできる、というのは革命的ですね。専用アプリも不要なのも素晴らしい。 TACはろくでもない出来のアプリが必要でうんざりでした。

講義ビデオも見ましたが、講義ビデオよりは問題演習のほうが合格するためには必要だったんだな、という気がしています。

使った参考書

2018年版 どこでも宅建士 とらの巻  【法改正対応 / 短期決戦向けテキスト】

これはTACの方の通信講座での指定教科書だったのですが、他の教科書には載ってない語呂合わせが載っているので数点稼げる気がします。

不動産関係は本業ではないのですが、実務の現場でも割と使える語呂合わせがあったりします。「坊さん桃頂戴」とか。

問題集もTAC指定のものを買いましたが、一周しただけで二年目は使いませんでした。

歳のせいか、法令上の制限を暗記するのが辛くて辛くて全く覚えられず、暗記術の本を読んだのですが、意外と役に立ちました。

ごく平凡な記憶力の私が1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由

ごく平凡な記憶力の私が1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由

テクニックはメジャーなものばかり紹介されていますが、 私は「記憶の宮殿」メソッドを使って宅建の暗記モノをいくつか記憶しました。記憶術はセットアップが時間がかかりますが、一度覚えたら長期記憶に入ってるので忘れないのが良いですね。

TACダメなの?

講義の質はTACのほうがよい、と思います。講師が大変に良いです。 ビデオを見るだけで、受かるかも、という気分になります。落ちましたが、ビデオを見るだけじゃなくて問題演習も他のなにかで補強すればTACで受かるのだと思います。

講義は面白いし、とてもわかりやすいので、初学者はTAC+通勤講座で問題演習、がベストかも、と今は思います。

宅建取ってどうするの?

宅地建物取引士の登録はして取引士証はあるのですが、 特にどうするつもりもないのですが、法人で宅建業登録をして、 賃貸の仲介をほそぼそとやりつつREINSを趣味で見れるようにしておこうかな、というぐらいの気持ちです。

意外だった効果として、「宅地建物取引士」と名刺に書いておくと、不動産屋さんから「おっ」と言った反応があります。実務は全く知らないのでペーパーだとあまり意味はないのですが、大家として話はしやすくなるような気がしています。

賃貸でもできる天井吊りプロジェクターでスプラトゥーン2環境改善

穴あけなしで天井吊りプロジェクターしたかった

r7kamuraさんの、下記の記事を読んで、天井吊りプロジェクターやりたいなぁ、と思っていたのですが、結構パーツが多いのと使用頻度を考えるとなぁ、、と思ってやってませんでした。

r7kamura.hatenablog.com

ところが、家の様子を24h録画し続ける環境を作ろうと思っていろいろ探していたところ、 ダクトレールにカメラを固定するための製品がトキナーから発売されている!

www.tokina.co.jp

これがあれば、ニンテンドースイッチをダイニングテーブルに置いて小さな画面でスプラトゥーン2をやる環境もプロジェクターで大画面でできるはずだ(テレビは家族が使ってる)・・・と思い前例がなさそうなのでやってみたら無事できました。

天井に穴を開けることもなく、手間もほとんどなしで3万円ぐらいで天井吊りプロジェクター環境が構築できた満足しています。

買ったもの

www.monotaro.com

Amazonもヨドバシも取扱がなくて、モノタロウで購入しました。注文してから届くまで二週間かかりました。。 雲台がついているので、ある程度角度調整が可能です。

耐荷重的には問題ないはずですが、ネジ一つで止めるので落下防止はフックかなにかでやっておいたほうがいいかもしれません。

プロジェクターは1万円ぐらいのLEDのものを初めて使いましたが、日光が入る室内で日中だと辛いけど、遮光カーテンを閉めるまたは夜なら問題なさそうです。

100インチぐらいで投影していますが、スプラトゥーン2をやる分には問題なくて、イマイチピンぼけしているような眠たい画質なので、PCの画面を投影すると気になる、と言った感じです。台形補正はあるものの補正するとボケた画質になるので、平行に投影できたほうが良さそう。

困ること

r7kamuraさんの記事にもありますが、ダクトレールから電源を取るとうっかり電気を消されるとプロジェクターの電源が切られるのと、日中も電気をつけないといけません。 だいたい夜にしかやらないのでそんなに不便ではないですが、天井にもコンセントが欲しい。

配線がいまいちな感じになるので、結束バンドとかでスッキリさせたい。

読書メモ ワンオペ育児 育児は仕事の役に立つ

ワンオペ育児 わかってほしい休めない日常

ワンオペ育児 わかってほしい休めない日常

考えたこと

少子化も、ワンオペ育児も、原因はわかっていて解決できていないように見える。 原因は長時間労働で、長時間労働さえ解決できればもろもろの問題が解決できるだろうが、解決する動機が雇用者側にないのでこのままズルズルと緩やかに社会が破綻していくんだろう。

生産性向上、といったところですでに十分に生産性を高めて働いている場合は、長時間働くしか無いし、厳しい競争に晒されている業界だと、単純に生産性高くx長時間働ける人のアウトプットはどう見たって多い。

生産性が十分に高い状態になったとしても、待っているのは長時間働ける体力・気力に恵まれた言うならばブラック耐性のある人だけが生き残る世界なのではないだろうか。

単純に労働時間にキャップ制を設けるだけで、社会問題が解決しそうだが、残業代なしで生産性高く長時間働いてくれる労働者ばかりなのだから、そんな制度にはならなそうだ。

残業したくてしてるのではなくて、競争に晒されているので極限までアウトプットを多くするために長時間働くしか無い、ギリギリまでやらないと生き残れない、そういう業界も多いのではないだろうか。

ワンオペ育児 メモしたところ

育児や家事は対価が支払われない「無償労働アンペイドワーク)」

イリイチシャドウ・ワーク、と言ってから何年経つのか、家事や育児が労働である、という認識があまりされていないように思う。こどもが産まれてから、仕事がもう一つある、という感覚を持つようになった。家の仕事と、会社の仕事で、家の仕事がなければ会社の仕事にパラメタを全振りできるので、家の仕事がない人たちと競争していくのは相当に辛い。

親たちは育休中にある種の「労働」をしている

子どもを実際に育ててみないとこの感覚は理解されないだろう。育児休暇で資格を取ったりキャリアアップ、という雑誌記事が出たりしているのも原因だろうが、そんな余裕がない、人たちが大多数だろう。

日本の企業の多くは中核的な社員を無限定に働かせ、競わせる人事制度を取っています

まさにこれが問題で、限定がない状況下で競争させられると、生き残るために長時間働くしかなくなる。それでも育児があったら保育園の送り迎えもあるし、限界がある。

家事育児分担図

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家事育児の夫婦での執念の分担図を何度か見てるが、あまり共感できない。まだ減らせる家事がいくつもあって、限界まで減らした状態で分担図を改めて作って欲しい。

上図で削れるまたは頻度を月に1回ぐらいに下げられる、無視できるぐらいの負荷にできるものとして、例を挙げると

  • ゴミ捨て → 24hゴミ捨て可能な各階ゴミ捨て場のマンションにすればだいぶ楽になる
  • ゴミ集める → ゴミ箱をやめてビニール袋にダイレクトにゴミを入れる。捨てるときはそのままビニール袋ごと入れる。1枚数円。
  • 洗濯物を干す・たたむ → 干さないたたまない。ドラム式洗濯機で乾燥までする。しわになる服は買わない着ない。
  • 哺乳瓶消毒 → うちでも第一子ではミルトンとか使ったが、食器洗い乾燥機の高温洗浄で殺菌は十分
  • トイレ掃除 → 洗浄機能のあるパナソニックアラウーノを使えば月1程度でもそんなに汚れは気にならない
  • 掃除機→無駄。ルンバとブラーバで毎朝家を出る時間にタイマーで、家中を掃除させてる
  • 結露拭く → 無駄。インプラスなどの内窓をつければ結露はなくなる
  • 買い出し → 生協を活用して毎週届けてもらう。ネットスーパーは注文が面倒で数十分取られるので使わない
  • ベランダ掃除 → いらないでしょ
  • 公共料金支払い → カード払いにしようよ
  • 朝食片付け → 紙皿、紙コップ、使い捨てスプーン、フォークにすれば洗い物が出ない
  • 麦茶づくり → 紙パックの麦茶で解決

ぐらいはまだまだ削れる。削った上でこういう図を描かないと盛っている印象が拭えない。 時間が最も貴重なので、お金を少しかければ時間を削れるものはお金をかけて時間を作っている。

家事育児タスクの中で削ってもそれなりの負荷が残って大変なのは、

  • 保育園送り迎え
  • ご飯の準備・配膳
  • 食器洗い乾燥機に食器を入れる
  • 子どもを風呂に入れる
  • こどもの歯磨き
  • 子どもの寝かしつけ

だろうか。

育児は仕事の役に立つ メモしたところ

育児によってある種の仕事に役立つ能力が伸びる、というのは定性的には感じていたので、こういう本が出たのは喜ばしい。中原淳先生の共著で、こんなに面白い研究をしているのを

人材開発研究大全

人材開発研究大全

で知って読むのを楽しみにしていた。

リーダーシップ能力の向上が見られる

子どもを育てていると、誰かに助けてもらいたい、助けてもらうしか無い、という局面に出くわす事は結構あって、そういうときに協働、ヘルプシーキングしたりすることが能力向上につながるんだろう。

ラグビーの選手のようにボールを落とさないようにパスしあっている

子ども==ボールで、2人でパスしあっている状態なので1人が倒れると1人でボールを持ち続けるしかなくなってしまう。ずっと感じているけれど2人というのはチームとしては脆弱で、1人の子供に対して2人は欲しい。2人子供がいたら4人ボールをパスし合えるぐらいのチームがいいのではないだろうか。東京だと難しいけれど、地方ならできているのが羨ましい。

東日本大震災のとき(中略)帰宅するまでフローレンスの方に守っていただけた

うちも子供が小さい頃はフローレンスにはお世話になったけど、この話は知らなかった。 フローレンスのスタッフの方たちはどの方も責任感があり信頼できる感じで安心して子供を任せることができたので、東日本大震災のときのこういった行動も納得がいく。

育休利用経験が、時間管理能力や、仕事を効率的に進める力を高める

生産性生産性、言うならばこんなに確実に生産性を高められる育休を、男性も取りやすくなるのではないだろうか。

最近は企業の中でもワーママ会、パパ・ママ会

うちの会社もSlack Channelで子供がいる人向けのチャネルがあって、相談したりしている。 会社付近に住んでいる人も多いので、病院の情報だったりも交換できるし、保育園のパパ・ママ会とは意外とプライベートで子どもたちの話はしないので、相談ができる貴重なチャネルだ。

育児と人格的発達

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育児をすると人格的な発達が促されるが、もっとも寄与が大きいのが「家庭外との連携」の経験というのは面白い。

読書メモ 生産性 伊賀泰代

生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

考えたこと

ここのところ、生産性について話題にもなるし所属している組織でもよく言われているので生産性について考える事が多いので考えるネタとして読んだ。

あとがきの

全員が遅くまで忙しく働いている会社でも、その実態はふたつに別れます。ひとつは「生産性が低い人が仕事に忙殺され、忙しく働いている会社」、もうひとつは「生産性が高い人が長時間働いているハイパワーな会社」

生産性生産性言って個々人の生産性を高めても、給料が上がるわけでも早く帰ってワークライフバランスが実現できるわけでもないんだから、生産性を高めるモチベーションをどう維持し続けるかの勝負になるのだろう。

結局、生産性を高めても、生産性が低いままだろうが長時間労働になるわけで、報われない話だ。生産性を高めても、その高い生産性x限界まで長時間働ける人が成果主義としても高く評価されるわけで、生産性で競争させたいんだったら労働時間にリミットを設けないとアンフェアだろう。

周囲を見ていても、生産性(が何かはさておき)が高い人達ばかりなので、そういう状況だとリミッターなしで長時間働ける人のほうが当然大きな成果を出している。子どもや家族がいると土日は働けないし、朝や夕方も働けないしで、絶対量としての成果が問われる環境だと厳しい。

メモしたところ

応募者が集まれば集まるほど、優秀な学生も増えるはず

確かに中途採用でも、とりあえず多くの人からスカウトに対して反応があれば、いい人が採用できるはず、というアプローチになりがちだ。 優秀な人を買い叩こうとするからという面もありそう。適切な給与水準を提示できずにビジョンとかやりがいとかを先に言い出すのがおかしい。

面接もあまり効率的ではないし、書類を見たって仕事の能力は全くわからない。かといってpaizaみたいな競技プログラミングの結果を見たってどうせ採用する人たちは全員Sランクは解けるのだから横並びだし、実際の業務だと設計とかのほうが大切な局面は多い。かといってGithubのコードを見たって判断が難しいので悩ましい。

職務経歴書もそうだし、職務経歴書の印象と面接の印象があまり相関がないのであてにならない。職務経歴書の標準化をするとか、採用の慣習から変えていかないと効率的な採用は難しいのだろう。

生産性の定義

 生産性 = \frac{得られた成果}{投入した資源} = \frac{アウトプット}{インプット}

では投入資源を減らせばいいのだな

成果を増やすためにとりあえず人を増やしたり労働時間を増やしたりしがちで、結果として生産性が下がる。生産性が下がったので今度は人を減らしたりコストを減らして投入資源を減らして組織がいびつになってガタガタになる、みたいなことはよくある。

コストにしたって蛍光灯減らしたり文房具減らしたり昼休みに電気を消してみたりエアコンの温度28度にして蒸し風呂にしてみたり、生産性を下げてたり生産性への寄与が微小だったり、そういう施策ばかり実施される。

生産性改善のアプローチ4象限

  • アプローチ1 改善による投入資源の削減
  • アプローチ2 革新による投入資源の削減
  • アプローチ3 改善による付加価値額の増加
  • アプローチ4 革新による付加価値額の増加

日本ではアプローチ1 改善的な手法による投入資源の削減が行われがちで、実際そのとおりだと思う。対して効果も無い施策が人事や管理方面から打たれがちで、現場の生産性が落ちが数値として評価してないのでわからない、みたいな事態になりがち。

成長意欲

成長意欲の高い人の中には、日中はめいっぱい仕事をし、家に帰ってから新しいことを勉強するために時間を投入する人もいます。

しかしこれは、家に帰ったら火事も育児もまったく手伝わない、昭和型の男性社員にしか許されない成長方法です

耳が痛い。私も周りについていくのに必死で、こういうアプローチをとりがちなのだけど、継続してこれを70歳まで続けなければいけないのか、と暗澹たる気持ちに良くなる。アラフォーになってみて、こういうアプローチが難しくなってきたのも感じるし、土日は子供と遊んだり火事をしたりで、絶対的に投入できる時間がほぼなくなってしまっている。 これまでのキャリアで、土日や余暇に得た知識や経験で随分と下駄を履いていたんだな、と感じることがよくあって、いわばそれはチートだったのだけど、チートができできなくなって成長速度が鈍化するのを感じている。

成果主義の評価制度の問題

評価基準に生産性の概念が入っていないこと

たしかにその通りで、評価基準に生産性が入っていないので、成果を極大化することでしか評価されない。 生産性を高めつつ極限まで労働時間を増やして成果を極大化し続けて、身体や精神を壊さない人たちだけが生き残っている。 実際土日や深夜まで働ける人のほうが成果は多いし、タフな人ほど成果を出せる。

トップパフォーマー

国内では高い評価を受けていても、世界に出ると自分の未熟さを痛感させれる機会が多いアスリートと異なり

これはエンジニアだと違う。トップレベルのエンジニアのコードや考えに触れることは多い。

この仕事はなくせないのか

まず考えるべきは「この仕事はなくせないのか」

人が足りない、人件費がかかるから社員は増やせない、という状況だと派遣社員契約社員を増やして、何年か経つと派遣社員契約社員しか知らないことが大半で社員だけでは業務を回せなくなる。

仕事をなくせないかを検討した上で、非正規社員を増やしてることはあまり無いようなきがする。純粋に人が足りないだけで、付加価値が低い仕事だけでなく付加価値がある仕事まで外注してしまい組織として維持すべき技術だったりノウハウが失われる例を見てきた。

誰かが休暇を取るなら、その分、チーム全体の生産性を上げる

人が短期的に出産・育児休暇を取るときにネガティブな反応をされがちだけど、ネガティブな反応をする人は普段からあまり生産性が高くない仕事をしているか、これ以上生産性を上げる余地がないと感じているか、なのだろう。

ただ人が減って業務がそのままなら負荷が高くなるだけなのは当然なのだけど、軍隊では3割が予備、というように余裕を持った兵力運用をしたいとも思う。

マネージャーの仕事

トレードオフが存在する状況において判断を下すこと

この「判断を下す」という負荷の高さは経験したことがないと理解されないように思う。

リーダーやマネージャをしていると部下やチームメンバーから「判断」を求められる局面はよくあるのだけど、求められる方はそれほど負荷の高いことを求めている意識はないだろうし、「お前が決めろよ」「決めるのなんてかんだんだろう」と思うのだろうけど、実際やってみると大変に負荷が高いし、一日に何度も重い判断をしていると注意力資源がなくなってしまう。

地方の生産性の低さ

あらゆる面において、地方の生産性が低すぎる

はっきり言う人は少ないけど、地方の生産性は低い。 生産性は低いし、あげようとするモチベーションもないので手詰まりのように見える。

通勤時間

一週間分の通勤時間で一日分以上の労働時間が捻出できる

これも私が、下駄履いてると感じているところで、職住近接して家には金をかけてでも時間を買っている、という認識でパラメタをふっている。

そうやって時間を捻出して体力的にも家庭的にも24/7はたらけないところを補おうとしているのだけど、それでも職住近接してさらに24/7ですべてのパラメタを仕事にふっている人たちと同じフィールドで成果を競わないといけないわけで、厳しい話だ。

生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの