硫化水素自殺とテロ

テレビを見ないので、テレビではどういう報道がされているかよくわかりませんが、新聞では毎日のように硫化水素による自殺と、二次被害が記事になっています。硫化水素による自殺、なんて報道をする必要性がよくわかりません。自殺の手段の報道はどうして必要なんでしょうか?


発生させる方法もサンポールと入浴剤に使う薬品を混ぜるだけ、という簡単な方法で、人気を博しているみたい。


こういった簡単な方法でも即死レベルの濃度である1000ppmの硫化水素を発生させられるみたいで、今まで注目されていなかったのが不思議なぐらい。


wikipedia:硫化水素とかHDSBhttp://toxnet.nlm.nih.gov/cgi-bin/sis/search/f?./temp/~9GlQzk:1とかhttp://www.j-poison-ic.or.jp/sanjyo/ryukasuiso.pdfを眺めていたのですが、1000ppmだと一呼吸で即死してノックダウンと呼ばれるぐらい強烈だそうな。


マスコミが煽っているような印象もないではないけど、次はテロに硫化水素が使われるのを懸念した方がよいのかもしれない。これだけ発生させるのが簡単だと、電車の中なんかで混ぜれば相当な被害が出そうで怖い。しかも実行者は逃げることができそう。


原材料となる薬品も、それぞれ単体では安定していると思うので持ち運びにも便利だし、テロの方法としてはサリンよりも実行者にとっての危険がなくて、製造も容易で、安価で、被害も大きい、といったメリットがあるのかも。


電車みたいなある程度広い空間で発生させた場合の濃度がどうなのかはわからないけど、二次被害の報道を見ているとホテル丸ごと避難とか、マンションの下のフロア軒並み、といったレベルで被害はあるみたいなので、結構な被害が出そう。


実際のところ、発生してしまったところに居合わせたときはどうすればいいのだろう?経皮吸収で死ぬことはあまりなさそうだけど、呼吸器とか粘膜は守りようがないよなぁ。。


新型インフルエンザだったり、テロだったりと、電車を普段から使わざるを得ないところに暮らすのもリスクなのかも。