ホメオパシー教がテロ集団となるとき:科学教を作ろう

ホメオパシー教がテロ集団になりかねない

新型インフルエンザが流行し始めてからの、ホメオパシー教の行動が酷い。
もはや社会の敵、テロと言われてもおかしくないような実践の報告も出てきている。
ホメオパシージャパン株式会社のように取り上げるメディアも増えてきているし、テロリズム同様に社会に対する深刻な脅威を与える行為として認識し対抗策を立てた方がよいのではないだろうか。


そもそも、日本で見られるホメオパシー教の方達の行動は、他の国におけるホメオパシー教の方達の行動と一致したものなのであろうか?それとも、日本のホメオパシー教独自の教義なのだろうか?虐待につながるという指摘*1もそうだし、実際にホメオパシーの実践による児童虐待、バイオテロ行為の報告が既に出ていることに衝撃を受けた。→てすとっ。


いったい、科学教としてはどうすればいいのだろう?


あるあるに始まって、ニセ科学だなんだと批判されるものは水伝をはじめたくさんあるけれど、反社会カルトとしてのホメオパシー - 地下生活者の手遊びの表現が当を得ていると思ったのだがここ数年ニセ科学と(ニセ科学批判者から)呼ばれるものは「科学を擬装したオカルト」であることが多い。


オカルト単体では受け入れられなかったオカルトが、「科学」っぽいものを併用することですんなりと人々の心をとらえることができた、そのカラクリは「科学的に」分析されているのだろうか?もしそのカラクリがわかっているのならば、科学教もその手段を使わない手はないのではないだろうか。

毒は毒をもって制すしかないのではないだろうか。

科学教の教義を広めるために、ニセ科学の布教手段を使えないか?

科学教の教義を広めるために、ニセ科学の布教手段を使う。
そのための方法論を整理できないだろうか?

なぜ「科学」は人々の心をとらえ、その「信者」を増やすことができないのだろうか?
ホメオパシーや、マクロビオティック水からの伝言などの科学を擬装したオカルトにあって「科学」にないもの、それが、人々の心をとらえるために必要なものなのではないか。


では、科学教に足りないものとはなんだろう?それは「オカルト」なのではないか。
もはや、ホメオパシー教のようなテロリズムを実践する宗教団体が出てきた局面においては、科学教としてもその布教手段を選んでいるような悠長な段階ではないだろう。その教義を広める手段としてオカルトを取り込むことで、ホメオパシー教の布教スピードに匹敵する速度で布教をすすめなければいけない。

ここで必要な「オカルト」とはなんだろう?科学教に取り込むことが必要で、かつその教義をコンタミしないオカルトとはなんだろうか?考えてみたけどよくわからない。何をどのように取り込めばよいのだろうか?

毒をもって毒を制す。

今回の新型インフルエンザが、弱毒性だったのは不幸中の幸いで、ホメオパシー教方面の方達は積極的に感染パーティなどを開いたりしたくてしょうがないのだろうが、強毒性が出てきたときにも感染パーティや、感染後故意に他者に移すことを目的として公共交通機関を利用された場合の被害が大きすぎる。テロ集団だと言ってもいい。


こういった、感染症のウィルスや細菌をばらまくバイオテロリズムの脅威が表面化したのは、史上でも珍しいのではないだろうか?この脅威は、日本だけにとどまらず、ホメオパシー教の信者が、「善意のもとに」感染が判明した後に国際線の飛行機を乗り継いで世界的に感染症を広める行動を取る可能性があることから、国際的にも問題になる可能性がある。WHOなり各国大使館なりに早々に連絡しておいた方がよいのではないか?英訳して連絡するべきか?



ただ、強毒性の新型インフルエンザや、致死率の高いの感染症の場合にも先にも触れたてすとっ。のような行動を取るかどうかは、そもそもの行動が理解不明なのでさっぱり予想できない。感染したら子どもが死ぬような感染症でも同じ事をするのだろうか?



どうしてこういうホメオパシー教や、マクロビオティック水からの伝言船井幸雄のような科学を織り交ぜたオカルトにだまされてしまうのだろうか、というのは長年の悩みだが、それらを信じることが個人の内面にとどまっているうちは仕方がないかな、とも考えていた。

しかし、ここにきてホメオパシー教の感染パーティのように、他者に対して、社会に対して、人類に対して意図的に危害を加えるようになってくると看過しているわけにはいかない。


科学教の教義を広めるために、ニセ科学の布教手段を使う。そのための方法論を整理できないだろうか?

占い師を擬装した統計学者、行動分析学者、ホメオパシー教を擬装したウィルス学者、そういった宗教(宗教法人?)を作ることはできないだろうか。発達した科学は魔法と区別が付かない、とは誰の言葉だったっけ。

*1:[http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20080516#p1:title]