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料理のススメ:これから料理をしようと思っているひとへ

10年以上前に、一人暮らしをはじめたときに、包丁でリンゴが剥けませんでした*1。御飯の炊き方もよくわからなかったけれど、そういうところから日常的に料理をするようになるまでの課程で試行錯誤してきたことをまとめておこうと思う。そんなに凝った料理とかすごーい料理はできないけれど。Giveの5乗。

この季節、これから一人暮らしをはじめる人も多いだろうし、料理をしなければいけない状況になった人のために、外食やコンビニ弁当で体調を崩したりしないように、自分で料理ができるようになるというのはとてもたいせつなことだと思うのです。


オシャレなキッチンとかカワイイ道具とかそういった観点は全くなく、実用性を追求した結果の状態なので、可愛らしさとかおしゃれ感を求める場合は参考にならないと思いますw


まずは、道具と本などについて。
もっとさっくりまとめられるかと思っていたのですが、やけに長くなってしまったので食器、調味料、食材についてはまた別にまとめておこうと思います。

設備

これから住む部屋を選べるならば、狭くても良いので、

  1. まな板のおけるスペース
  2. ガスコンロが2口以上ある、または、ガスコンロをおける

部屋を選んだほうがよいです。
最低限まな板がおけて、ガスコンロが2口あれば、料理はできる!というのがこれまでの経験です。

一時期、1ルームで1口だけ、まな板を置くスペースもない、それも電磁調理器みたいなお湯を沸かすことしかできない部屋に住んだことがありますが、料理するにあたってはかなり強い制約となります。

もしも、こういう部屋に住むことが決まってしまっているときには、電子レンジが強い味方となります。電磁調理器で味噌汁を作って、電子レンジでメインを作り、炊飯器で御飯を炊けばそれなりに充実した食生活が送れます。

道具

優先順位順です。10年以上料理をしてきて、試行錯誤の末にたどり着いた道具がこのあたり。

料理の道具って、一生ものというか、10年単位で使えるものが多いので、最初からそれなりのものを買った方が結局無駄はないと思います。

引越祝いにもらうなら、テレビとかではなく、包丁とかまな板とか圧力鍋とか中華鍋にしましょう。

必須なのは、

  1. 包丁 8000-10000円ぐらい
  2. まな板 3000円ぐらい
  3. ピーラー 500円ぐらい
  4. 中華鍋 3000円ぐらい
  5. 圧力鍋 1.5万円ぐらい
  6. 片手鍋 3000円ぐらい
  7. フライパン 3000円ぐらい
  8. ガラスの計量カップ*2 1500円ぐらい
  9. 大さじ小さじ

で、最初に買っておくべし!全部買っても3.5万円ぐらい(?)だと思うので毎日使うと思えば安いんじゃないかと思う。圧力鍋無しなら2万円ぐらいかな。

それ以外は徐々に揃えればよいかな。
最初に買えるなら買ってしまうべし!

包丁

いいものを買った方がよいです。どうせ一生ものです。100円ショップとかスーパーで怪しい包丁を買うのはやめておいた方が良いです。包丁が切れないと料理が楽しくないです。

ヘンケルス、Global、杉本、の包丁を使って来ましたが、杉本がいちばん気に入っています。
ヘンケルスは、使い始めはよいのですが、研ぎづらいのと、切れ味が杉本に比べると劣るので、持っている本数は4本と多いのですが、最近は使っていません。

Globalは、見た目がカッコイイのと、柄まで金属なので清潔感があって好きだったのですが、やっぱり切れ味が杉本に比べると劣るのと、折れたという話を2chかなにかで見て*3、折れたタイミングによっては大怪我するし、杉本がいちばんかなぁ、というところに落ち着いています。

包丁は何本も欲しくなってしまうのですが、一本だけ選ぶならば18-21cmぐらいの牛刀か三徳包丁があればよいと思います。ペティナイフで全ての料理をしていたときもありましたが、キャベツとか大きなものを切るのに不便なので、ある程度の長さは必要です。

使ったことはないですが、木屋とかの包丁でもよいと思います。
自分で研がない人は、研ぎに持って行ける刃物やさんで買うのが良いかもしれません。

まな板

木のまな板が気持ちよいですが、やっぱり取り回しが面倒なので、100円ショップのシートまな板も使い分けています。

木のまな板、切っていて音が良いし、刃当たりが柔らかいのでとても気持ちがよくて料理が楽しいです。楽しく料理ができるのも大切。

木のまな板はコレを使っています。1枚板なのに安い!しかも軽いので取り回しも楽です。

中華鍋

鍋を一つだけ選べと言われたら中華鍋を選びます。
中華鍋があれば、炒め物も、煮物も味噌汁も揚げ物も蒸し物も全てできるので、とても重宝します。
カレーも中華鍋で作れるし、パスタソースを作って和えるのも中華鍋で、うちでは大活躍しているエースの鍋です。


ほかの中華鍋を使ったことがないですが、山田工業所の中華鍋は軽くて使いやすいです。最初の焼きが面倒ですが、その後は使ったらすぐに亀の子たわしでガシガシ洗うだけでそんなに手間はありません。水を入れて放っておくとさびが出たりしますが、、


 ★レビューを書くとポイント10倍!★山田工業所 鉄打出片手中華鍋27cm(板厚1.2mm)

ピーラー

コレは必須です。包丁でも皮は剥けますが、手間が全然違います。ピーラーならリンゴ一つ15秒ぐらいで皮を剥けますが*4。、包丁だと2分はかかりそう。コレも100円ショップのはダメです。

にんじんも、ジャガイモも、皮むきは全部コレ!ピーラーテクニックはかなりあると思うのでそのうち動画でも撮ってみようかな。

今は無印良品のピーラーを使っていますが、以前は貝印のピーラーを使ってました。

フライパン

知らない人が多いみたいですが、テフロン加工にも等級がある*5ので、スーパーで980円で売っているようなやつではなくて、テフロンプラチナ加工のある程度厚みがある方がよいと思います。スーパーで売っているようなテフロン加工はすぐにダメになります。

テフロン加工は健康に悪いとかいろいろ言われていますが、便利さの魅力に勝てないのでリスクは承知の上で使っています。リスクという観点でも、すぐに剥げるスーパーのフライパンではない方が良いのではないかと。。


今はこのフライパンを使っています。


圧力鍋

コレは、あると人生が変わります。
フィスラーとか、ティファールの圧力鍋なら特に問題ないと思う。

忙しいときも、材料をブチこんでやっつければポトフになるので非常に便利。
大量に作れるし、寸胴鍋替わりにパスタをゆでたりもできるので、4.8Lとかの大きめの方がオススメです。


蒸し物も圧力鍋でできるし、マクロビオティックに走りたくなったら*6玄米も炊けるし、大活躍。

カレーもシチューも角煮も短時間でできるし、料理人生に大きな影響があるのでできるだけ早く手に入れておくことをオススメします。


私はティファールのを使っています。フィスラーの片手のやつも使ったことがあるのですが、大量に作ることが多いので両手持ちできた方が便利でした。

T-fal■ティファール圧力鍋クリプソスペリオール 4.5L P4130666

片手鍋

味噌汁や、ちょっとした汁物を作るときに使います。
こちらもテフロンプロとかテフロン加工の等級が上のものがオススメです。
フライパンと同じ径の鍋にすると、フタが使い回せて便利です。


ダイヤアルミ ビュートム 片手鍋 20cm

土鍋

ガスコンロが3口あれば炊飯器がなくても平気です。
土鍋で炊いた方がおいしいし、土鍋だったら炊くのも沸騰するまで火にかけて止めるだけ!なので手間もかかりません。

ベンリナー

千切りや、ハンバーグを作るときのタマネギのみじん切りなんかにあると非常に便利です。
長年生き残っている商品は違うなー。としみじみ。

大根サラダを作ったり、きんぴらごぼうを作るとき、キャベツの千切りにも活躍してくれます。
ピーラーで千切りができる!というやつも使ったことがありますが、ベンリナーの方がずっと使いやすいです。

地味だしデザインもダッサいけど、便利です。

 ★レビューを書くとポイント10倍!★受皿付ベンリナー 【グリーン】

鉄鍋

一つあると、焼き物料理の幅が広がります。

重たいので取り回しが大変ですが、ハンバーグがとてもおいしい。野菜もグリルのようにできるのでおいしく焼けます。お好み焼きにも使えるし、一生使えるので一つあるとよいかも。煮物もおいしくできますが、圧力鍋の方が使用頻度が多いです。

このフライパンを使っていますが、注ぎ口があって密閉できないので、今から買うならストウブ*7やホーロー引きの鉄鍋で密閉できるものの方が良いかもしれません。。ストウブは高いけど。

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おろし金

あんまり使用頻度は高くないのですが、どうせ一生ものになるので、早めに銅のおろし金を買ってしまってもよいと思います。プラスチックとかセラミックのおろし金とはは全然違う!

コレを使っています。

大矢製作所作 手作りの銅おろし金 平型4号(標準)

ガラスの計量カップ

これと、10年ぐらい前に新宿のActusで買ったガラスの計量カップを2つ使っています。

ガラスなのは、材料を入れて電子レンジにかけるためです。
計量してそのまま温めることができるので便利。

水を入れてそのままチンすればコンロをふさがずにお湯を沸かせるし、沸かしてお茶を入れたり、ホットミルクを作ったり。

一つだけだと、足りない局面があるので、数年前にもうひとつ追加しました。

計量スプーン

きっちり計るのはたいせつ。
お菓子ほどにシビアではないですが、どれぐらいの量の調味料を入れるとどういう味になるのか、という感覚がつかめるようになるまでは常用していました。ヨシケイのときにはよく使っていました。

最近は大さじしか使いませんが、酒:醤油の比率を維持して調味したいときなんかに使います。



どうやって料理を学ぶか

料理学校に行って悩殺系オシャレ料理を習うのも良いですが、オシャレ料理を毎日作るわけでも草食系男子を捕食するためのワナをはる機会もそうそうあるものではないので、家庭で作るような料理をまずはできるようになったほうがよいと思います。

オシャレ料理を習うのはそのあとでもよいはず。オシャレ料理も習いに行きたいなぁ。ABCクッキングとか。

夕食食材宅配サービス:ヨシケイ

私の経験でいちばんオススメできるのは、ヨシケイの食材宅配サービスです。本を見て片っ端から作るのもよかったのですが、一人暮らしだったのもあって、食材を買っても同じ食材が続いてしまったりしがちなのでヨシケイは重宝しました。

  • 良いところ
    • 基礎から身につく→作り方が丁寧に書いてあります。
    • いろんな種類の料理を作る→レパートリーが増えます。
  • 悪いところ
    • 高上がりかも
    • オートロックだと受け取りが面倒
    • 料理しないと食材が貯まっちゃう

注意点として、ヨシケイを使うのならば、簡単料理とかの手抜きコースではなくて、材料が届くタイプのコースにしないと意味がないです。

材料が届くタイプのコースだと、1年ぐらい淡々と続けると、作り方もオクラは塩もみする、とかほうれん草は根っこからお湯に入れる、とか作り方も詳しく書いてあるので基礎が身につくし、相当な種類の料理を作ることになるのでレパートリーが大幅に増えます。

目安の時間も書いてあるので、目安の時間内に作れるようになる頃にはかなり料理ができるようになったという実感があるはず。時間通りに作れれば、作り始めてから食べ終わるまで1時間で収まっていました。

修行みたいですが、20歳ぐらいで料理ができるようになってしまえば残りの人生でずっと使えるので、投資としては悪くないと思っています。

オススメの料理・レシピの本

Cookpadで場当たり的にレシピを見て作ることを繰り返しても、料理をする力は付かないと思います。
また、ケンタロウさんや、コウちゃんとかはるみさんとかそういう簡単料理とかフライパン一つでできる〜系のレシピ本は読むのは楽しいですが、基礎がきちんと書いてある本を買っておいた方が応用が利きます。
あとは見た目の良い、基本の和食〜とかシリーズになっているものはなんだかハズレが多いような気がします。

なので、オススメするのは、中華、イタリアン、和食、洋食それぞれで基礎からしっかり書かれている本です。MECEじゃないけど。。

和食の本のオススメ

分けとくやまの、野崎洋光さんの本がオススメです。やはり基本は和食かなぁ。

野菜をたくさん使った、きちんとしたレシピが載っているし、しかもレシピ通りに作ってもおいしいです。なぜ、その工程が必要なのか、という背景についてもちゃんと説明があるので、基礎からしっかりと身につけることができます。

野崎さんの本は、絶版のものが多いですね。。もったいない。

野崎洋光が教える初めての料理
野崎 洋光
秀和システム
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おすすめ度の平均: 4.0
4 野崎さんは「料理 Meets 科学」の第一人者だっ!



お弁当の本ですが、おかずにも使えます。

野崎洋光の「お弁当の方程式」 (edu book)
野崎 洋光
小学館
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こちらもわかりやすくて,作りやすいです。

和食の設計図 分とく山
野崎 洋光
講談社
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本当は、こちらの本もよいのですが、もう買えないみたいです。

おいしい・かんたん 和食大好き!
野崎 洋光
成美堂出版
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最近は、マクロビオティックなんかも流行っていますが、我々日本人はマクロビオティックのレシピをがんばって実践するよりも、昔ながらの和食を作ればそれでおおむねマクロビオティックの思想を実践できると思っています。*8

マクロビは、かつおだしも使えないのが非常に厳しいですよね。。

イタリアンでオススメのレシピの本

行正りささんなんかの本も見ていて楽しいのですが、ラ・ベットラの落合務さんの本が圧倒的にオススメです。
トマトソースの作り方とか、ミートソースの作り方、油の使い方とか、基本的なところから焼き方やらパスタのゆで方にドルチェまで、充実の内容。この一冊でOK!しかも安い!

イタリアンは、シンプルで、パスタベースの料理だと調理時間も御飯を炊くよりも短くて済むし、ベースのトマトソースやミートソースを作っておけば、工程も簡単なので忙しいときにも作れます。

中華料理でオススメの本

中華は、どうしても油通しとかの工程が一人暮らしだと面倒であまりやらなかったのですが、ウー・ウェンさんの本はお薦めです。炒め物に特化していますが、家庭用にアレンジされたレシピになっているので作りやすいです。最近はこの本の料理を作ることが多いです。

炒め物だけ・・・?と最初は思いましたが、かなり重宝します。

大好きな炒めもの
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洋食でオススメのレシピの本

最近の本ですが、目から鱗の本でした。
フライパンは熱してから材料を入れる、というのが基本だと思っていましたが、フライパンが冷たいときに材料を入れてもおいしくできる!というのは衝撃でした。


いきなり強火で材料を入れるのはコントロールが難しくなるので、この本の調理方法だと失敗が少ないと思います。私も、コントロールが楽なので、ハンバーグを焼くときはこの本の調理法を使ったりしています。どちらの方法も知っておくと使い分けができて便利かな。

今日からおいしくなる洋食のシンプルルール
水島 弘史
高橋書店
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電子レンジ

1ルームで、電磁調理器が1口、お湯しか沸かせない!というような状況に追い込まれたときの本です。私はこの本でしのぎました。

かなりがんばってる感がありますが、電子レンジだけでもそれなりに料理ができるというのは新しい発見でした。副作用として、電子レンジの使い方がうまくなります。

その頃はこの本しかまとまったやつがなかったのか、この本で作っていましたが、今はもっとつかいやすい本があるかも。

さすが電子レンジ!料理大全集

講談社
売り上げランキング: 107380

*1:リンゴは包丁で剥くものではないですよね。。効率悪いですし。。→[http://d.hatena.ne.jp/tittea/20090324/1237903355:title]

*2:id:mirage3159さんにブコメで指摘していただきました。キッチンのこと思い浮かべながら書いたのに漏れてしまってました。。

*3:キャッシュが見れないので削除しました。

*4:うそでした。。→20秒以上かかってました[http://d.hatena.ne.jp/tittea/20090324/1237903355:title]

*5:[http://www.teflon.jp/syuukai.html:title]

*6:マクロビが菜食主義の延長ぐらいに思っていましたが、酷すぎるインチキ科学な思想だと知りました。。

*7:[http://www.deniau.jp/staub/products/cocoron.html:title]

*8:マクロビの教えが酷すぎるのを知らずに書いてました。。害をなさないなら別によいのですが、明らかに人に迷惑・危害を及ぼす思想ですね・・・