読書メモ エラスティックリーダーシップ
- 作者: Roy Osherove,島田浩二
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2017/05/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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メモしたところ
チームのモード
- サバイバルモード
- 学習モード
- 自己組織化モード
がある。大抵のチームはサバイバルモードにあるとのこと。 経験からしてもサバイバルモードにある職場ばかりだし、むしろサバイバルモードにあることを良しとしている職場やマネージャーが多い印象がある。
こういうチームのフェーズの認識があって、それぞれのチームは今どのフェーズにいるのか、が、社内、チーム内、組織内で意識できたらだいぶ状況は変えられるのかもしれない。
落ち込ませるようなもの禁止
ネガティブなことばかり言うメンバーってよくいて、ものすごい細かいところや、幾つもの条件が重なったときに発生する不具合を検討の初期段階で指摘を重ねて進捗を止める、みたいな人を想像した。
そういった細かい条件に気づく能力、というのは活かせる局面はあるのだけど、ことあるたびに懸念やレアケースの指摘をされ続けると本筋の開発に悪い影響がある、という印象がある。
容赦のないフィードバック
どんな時であっても、容赦のないフィードバックが、あなた、個人、チームに役立つ助言を提供したり信頼を構築することはない
容赦のないフィードバックを受けた経験がほとんどないけれど、一生忘れないだろうな、という酷いフィードバックを受けたことがある。そのフィードバックでチーム全体のパフォーマンスが落ちたし、チームがそのメンバーを信頼することも尊敬することもできなくなった。
たとえ認識がその人にとってはそう感じたのだとしても、それを伝えるべきではない、という状況はある。
集合ベースのコンカレント・エンジニアリング
コンカレント・エンジニアリング - 日経テクノロジーオンライン
言葉としては知らなかった。開発の現場で、複数の手法や言語を使って比較、仕様のダブルチェックや品質の向上をさせようとしているプロジェクトがあったのを思い出した。
チェックインプロトコル
起こっている・うれしい・悲しい・不安だ
を表明する。正直あまり良いことがあると思えないけど、感情のコントロールができない人は一定数いるので表明してもらったほうが対応はしやすいのかもしれない。
考えたこと
なんでどこの会社行ってもどこのチームに行ってもサバイバルモードのチームばかりなんだろう。 とはいえ自分自身、チームを運営しているとサバイバルモードからぬけられなくなってたな、と反省。
この本は日本語版にエッセイが幾つか追加されていたけど、どれも答えは一つではない、という感じで悩ましい。この本自体が答えを示す本ではないし答えがあるものでもないんだろう。 ただ平和に働きたいだけなのに、なぜこんなにも難しいのか。
読書メモ フィードバック入門 中原淳
フィードバック入門 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術 (PHPビジネス新書)
- 作者: 中原淳
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2017/02/18
- メディア: Kindle版
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要点まとめ
マネジメントとは
- 「Getting things done」+ 「through others」
「他者を通じて」「物事を成し遂げる」をマネジメントの定義とすると、自分もこれまで見てきたマネージャーの多くもマネジメントの割合はそんなに高くない人が多い。私もどうしてもプレイヤーとして動きたくなってしまって、手を動かしたりコードを書いたりしたくなってしまう。「他者を通じて」という覚悟が必要だ。
フィードバックとは
情報通知→立て直し で構成される。
情報通知
- ティーチング(一方向的な情報伝達)
立て直し
- コーチング・振り返り
部下育成の基礎理論
経験軸
この本でもっとも印象的だったのはこの図だ。これまでのキャリアで、「コンフォートゾーン」だと感じたらそこから抜け出そう、というふうにキャリアを選んできたつもりだが、ストレッチゾーンの外側に更にパニックゾーンがある、というのは目からウロコで、経験的にそういう状況を何度も目にしてきたが明確に言語化されたのは始めてだった。
会社の人材育成でも、コンフォートゾーン→ストレッチゾーンしか認識しておらず、ストレッチゾーンに入れたつもりがパニックゾーンになっていて潰されてしまう、というケースが何回もあったように思う。部下やチームメンバーがパニックゾーンに入ってしまっていないか、というのは今後意識するようにしたい。
レジリエンス理論でも「一回死んだら強くなる」的な論調を見かけるがそれは生存者バイアスなだけであって、パニックゾーンに入ってそこで生き残った人たちが強くなっているだけであってそれは単純な根性論と変わらない。適切なストレッチ目標を与えて効率的に人を壊すことなく育てられるようにしたい。
ピープル軸
業務支援
- OJT、教える、助言すること
内省支援
- 振り返りの促し
- 客観的意見を伝え気づかせる
精神支援
- 励まし、褒める
- 感情のケアをする
の3つが人を育てるために必要だとすると、私は精神支援と業務支援はできていたが、内省支援、が弱かったな、と思う。
職場のタイプ
経験軸・ピープル軸の4象限で、「挑戦させすぎ職場」と「非成長職場」でこれまで働いていたように感じる。 「挑戦させすぎ職場」は、「成長職場」であろうとして無茶なパニックゾーン的な業務を与えている印象が強い。「非成長職場」は平和で居心地も良かったが、定年まで非成長でいることに耐えられそうになくて飛び出したのだが、「挑戦させすぎ職場」に行ってしまいしんどい人生を送っている。
SBI
フィードバックに必要なものは、
- S シチュエーション
- B ビヘイビア
- I インパクト
で、部下やチームメンバーのSBIを常にメモしておくと良い。 これまでもクォーター毎のフィードバックのためにメモをするようにしていたが、フレームワークとして記録していなかったのでこのフレームワークで記録するようにする。
振り返りのプロセス
- What? 何が起きたのか
- So What? それはなぜなのか?
- Now What? これからどうするのか?
ソフトウェア開発の現場だとKPT、でやることが多いが、それぞれWhat?, So What?, Now What?に対応するんだろう。 今後は再発予防 Relapse PreventionがTryで行われるか、を注意しよう。
フィードバックのタイミング
「即時」のほうが良い時がある、というのは応用行動分析とも共通するところか。 即時+確実が効果がある。
言い訳ばかりしてくる「とは言いますけどね」タイプ
こういうフィードバックすると言ったことに対して返ってくる物量が10倍ぐらいになるタイプへのフィードバックが億劫というか苦手だ。何を言っても「自分は悪くない」立ち位置から始まるので正当化するための言葉がずっと続く。
フィードバック≒プルリクエストのレビューコメント、でも似たようなタイプの人はいる。コードに対する精確さ、完成度への自信があるため、何をコメントしても絶対にコードを変えようとしないタイプ。
考えたこと
ここ数年、チームのあり方やマネジメントについて悩むことが多く、かと言って徒手空拳で自己流でやっていくのも非効率な感じがしていて中原淳先生の本は好んで読んでいる。
IT関係の現場でも、PM的な資格はあるもののどうやって人材開発をしていくか、採用をやっていくのか、というのは個々の現場でなんとなくやっていて、理論にもとづいていたり研究結果を反映しようとしていたりはしないように感じる。
フィードバックについても、形式的なフィードバック制度があったり、360°評価があったりもするが、フィードバックをする方もされる方もどうしたら良いかわからず、とりあえずいいところはフィードバックするが修正した方がいい点、耳の痛いところに関してはお茶を濁してやり過ごす、ということが多いのではないか。
実際に書いてあるフィードバックを実践しようとすると多大な精神力を消耗しそうで、プレイングなマネージャーだと負荷が高すぎる印象を受けた。マネージャーに専念できるならそういう時間も精神的な余力も残せそうだが、ここまで踏み込んだフィードバックをし、メンバーを成長させるために会社として投資するんだ、という覚悟が必要なのだと思う。
フィードバックが機能していて、意識的に設計ができている職場を作り、選ぶようにしていこう。
中古マンションを買うときの下調べでやったことまとめ
はじめに
長いこと橘玲の本に感化されて家は賃貸派だったのですが、子どもが産まれてからその考えを変えるようになってきて、最近はマンションを買おうとしています。 最近も橘玲氏が言及していますが、
その理由はいうまでもなく、マイホームへの欲望をかきたてないと困るひとたちがたくさんいて、彼らが賃貸物件に住みにくくさせ、「タマゴをひとつのカゴに盛る」よう国民を政策的に誘導しているからなのだ。
のですが、となると結局のところそれなりの快適さで住む場所を手に入れるためには買うしか無いと考えるようになりました。 結局、残念ながらほしい物件は高すぎて買えない気がしてきている昨今で諦め気味なのですが、また何年後かに検討することもありそうなのでまとめておきます。 間取りとかもいろいろ思うところはあるのですがまた別途まとめます。
↑晴海にあるパークハウス晴海タワーズティアロ・クロノです。この2つのマンション、最高にカッコイイです。中の設計も良いので欲しかった。。
分譲賃貸の問題点
- 区分所有者と賃借人で使えるサービスが異なる
分譲賃貸で良いのでは、というのは当然考えることで実際に分譲賃貸に住んでみたのですが、所有権を持って分譲マンションに住む場合と、所有権なしで分譲賃貸としてそのマンションに住む場合で快適さ、受けられるサービスに差があります。分譲賃貸なら建物や部屋のグレードはそれは確かに分譲グレードでそれなりに快適なのですが、ソフト面でのサービスが所有権がある居住者と差があり、大きなストレスを感じます。マンションにもよるのかもしれませんが、管理規約で賃借人と所有権を持っている居住者で区別がされているマンションは多いのではないでしょうか。例えば、マンションの駐車場は分譲賃貸の居住者よりも、所有権を持った人の希望が優先される規約があるマンションがあります。せっかく駐車場を借りれても、その後で所有権を持った居住者が駐車場の利用を希望した場合は譲らないといけない、というマンションがありました。 分譲賃貸を薦める場合、こういったソフト面での差がある点に触れられることはあまりないので実際に住んでみるまで不勉強ながら知りませんでした。分譲賃貸にすれば、購入した場合と同じ快適さを手に入れられると思っていました。
分譲賃貸での一連の頭に来る経験を経て、だめだこりゃ買おう、というのが購入派にいたった一つの動機です。
この20年、東京では賃貸よりも購入したほうが良かった
買った瞬間に二割価格が下がる、というのは東京では成立せず、買っても10年はその価値を維持し続けるマンションがレアケースではない、というのに気がつくのがおそすぎました。 のらえもんさんの著書
専門家は絶対に教えてくれない! 本当に役立つマンション購入術 (廣済堂新書)
- 作者: のらえもん
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 2015/10/06
- メディア: 新書
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2016の今は高値圏にあるマンション市場ですが、バクチを打つとして単純に考えるなら
- 今後10年間に支払う家賃 vs 購入したマンション価格の今後10年間の下落幅 + 10年分の修繕積立金
を比較すればよく、10年分の家賃以上に値下がりする物件を買わないようにマンションを買おう、という気持ちに今はなっています。
では、購入するにあたりどういう点で物件を見ていくのが良いのだろう、というのを何件か見ていくうちに定型化できてきたのでまとめてみました。 不動産は素人なので、購入する観点でこういう点から見ていくといいんじゃないかな、というのをあげています。たぶん、このあたりの感覚は東京の都心周辺でしか通じなそう。
立地の確認
- 駅から徒歩何分か
- スーパーの場所
- マンション周辺の環境
- 学校・保育園などの場所、距離、道順
何冊かマンション関連の本を読んだ限りだとなんといっても「1に立地2に立地3に立地」「立地・立地・立地」らしいので、駅徒歩10分以上の物件は避けたほうが良さそう。 駅徒歩10分以上でもシャトルバスがあったりするのですが、シャトルバスもマンションによって朝しかなかったり、夜は20時台で終わったりと微妙なことがあるので結局駅に近いほうが強そうです。
いくつか見てみて、立地でいうと理想的だったのは晴海で、整備された街区と、川沿いの開放感と贅沢な敷地の使い方と都心に近い、というのが魅力的でした。ですがいかんせん駅から遠いのと、中央区は保育園事情がかなり厳しいのが玉に瑕。保育園とか通勤的に制約がないならば晴海に住みたい。 これまで晴海はあまりいい印象がなかったのですが、湾岸じゃないとああいう広大な土地の使い方はできないし、タワーマンションの高さも40階超えだったりはしないのでとても気に入っています。
都心のタワーだとパークコート浜離宮が最近だとありますが、マンション周辺の開放感は湾岸タワマンには遥かに及ばず、2倍近い価格だけど湾岸のタワマンのほうが魅力を感じます。どうせ買えませんが。
過去の成約価格とその傾向
そのマンションが、過去に中古市場でいくらで売買されたか、を調べるようにしています。 このデータは不動産屋さんに言うとたぶん大体もらえます。というか内覧時に持ってきてたり言うとすぐ出てくることもよくある。 坪単価の推移をチェックして、マンションの方角や階数によっても結構差があるので、 いくつか周辺のマンションで成約数がそれなりにある物件のデータをいくつか見てみて感覚をつかんでおくのが良さそうでした。
例えば、上のグラフはとある湾岸タワマンの過去10年分ぐらいの成約坪単価推移ですが、
- 2012あたりが底値(大震災の影響かな)
- 坪250万円あたりが最低値
- 坪300万円ぐらいなら相場
- 長期的に見て坪単価は維持されている
- 2016時点だと価格的にはダウントレンドに入ってるのでまだ下がるかも
といった定性的な感覚が得られます。 ざっくりグラフにして適当にトレンドラインを引くだけで傾向や価格幅がわかるので、内覧前にやっておくのがオススメです。
ちなみにこのグラフからも、マンションの価格が一律に下がっていくとは言えず、ほぼ10年前の価格で現在も売れてる、というのがわかります。
部屋番号がわかっているばあいは、ピンポイントで住まいサーフィンの中古時価の査定をしてみるのもオススメです。 だいたいあってるのか、今や住まいサーフィンの査定から乖離した価格での売買がむつかしいのか、あまり相場から外れてることはない印象でした。
周辺の賃料相場と利回り
計算したものはGoogle spreadsheetに一覧にしてまとめておくのがオススメです。 どこでも見れるし、どの物件がどれぐらいだったか、を忘れるので。
周辺賃料
周辺の賃料相場も、不動産屋さんに聞くと教えてくれます。 というか聞くと不動産屋さんはだいたいデータ持ってたり紙に印刷した資料がすぐに出てくる気がします。
単純に比較はできないので参考程度ではあるのですが、
- 周辺の賃料は平米単価いくらか
を確認しておくと、利回りの計算に使えます。
利回り
このあたりどういうふうに考えればよいかよくわかってないのですが、高いか安いかの判断に使っています。
- 購入価格/年間家賃収入 = 4-4.5%ぐらいが
平均的で、
- 購入価格/(年間家賃収入-管理費-修繕積立金) = 4%前後
が多いような気がします。リフォームされていたり、築10年以上経過していて修繕積立金がどかっと上がっていたりする場合は3.5%ぐらいになることがあって、 管理費と修繕積立金も合わせて計算して見るようにしています。
修繕積立金、なんで新築だと安いんですかね。。途中から値上げしないで一律にすればいいのに。 築10年ぐらいで当初の修繕積立金から2倍以上にあがっていたります。
口コミを全部読む
良し悪しはあるのだと思いますが、当該物件の下記の2サイトのレビューは全部目を通しておくと内覧時にはかどります。 割と住人板が荒れていたりして、このマンション嫌だなぁ・・・と思うこともあります。
内覧
このあたりだけをざっくり調べておけば、内覧に案内してくれる不動産屋さんともそれなりに話ができるし、その周辺に明るくない不動産屋さんだと自分のほうが詳しかったりします。
で、内覧へ行くんですが、中古物件の内覧に行ってもなにすればいいか未だによくわからないんですよね。。 行っては見たもののぼーっと部屋のなか見てへーいいなーありがとうございましたー、みたいになってしまうのですが、何を見るのが良いんだろう? 居住中物件だと部屋の状態がよくわからないし、住んでるから申し訳ない感じになってしまって落ち着いて見れません。 中古マンションだと内覧だけなので30分もかからないし、現地に行くほうが手間だったりして悩ましいです。物件の写真がもっとふんだんに高解像度で見れると良いのかも。 中古マンション内覧時にチェックするべきポイント30!みたいなのがあると良いのですが。。
ちなみに大手の売り主だと、その系列の販売会社が中古の物件を取り扱っていることが多くて、シティータワー系だと住友不動産販売に扱いが集中しているみたいです。 物件が決まっているならあとはしばらくSUUMOに出てくる物件を全部チェックして、相場と価格の変動を追ってみていい物件があれば見に行く、みたいな探し方をしています。 そのあたりの土地勘が無い物件で買おうかな、と思った物件は、内覧後に何回か散歩ついでに出かけて周辺を歩いてみたりして、土地勘をつかむようにしていました。
住友不動産販売のページ
SUUMOに出てる物件
風邪を引いた時の対策と早く良くなるような食事
数年に1回ぐらいのペースでしか風邪というか感冒様症状に見舞われることはないのですが、対策を毎回考えている気がするのでメモ。インフルエンザのときも同じ対策をします。
基本ポリシー
- 水分補給水分補給!
- 絶食(食べるのは消化の負担にならないもののみ)
風邪を引いたことを確信したら
まずはネットスーパーへ以下のものを注文
次の日にパートナーに買ってきてもらおう、、などと考えていると次の日はパートナーもろともダウンして食べるものない、、という状態になります。
重たいのでネットスーパーじゃないと大変。
常備しているものもあるけど列挙すると下記のような感じ。
熱が下がって食欲が回復するまで食べるのは果物のみです。
熱が下がるまでの食事
食欲が無い時は無理して食べない。水分補給と睡眠に徹する。
- アクエリアス、ポカリスエットなどを1日2Lめどに飲む
- グレープフルーツ1、オレンジ1をグレープフルーツ絞りで絞って適宜飲む
- 果汁のアイスは食べやすい
- メロン、スイカなど熱帯の果物は解熱作用があるそうなのでガツガツ食べる。メロンなら1日一玉、スイカなら半玉目安。水だと思って食べる。
- のどが痛いとき→生姜湯:しょうが1かけをスライスして、1リットルぐらいで煮だしたものにはちみつを入れる
- のどが痛い時→ホットオレンジジュース、ホットりんごジュース:電子レンジで75度ぐらいにして飲む
食欲はあるときは、、
- ニラ玉汁:発汗作用を期待
1 700ccのだしに、水溶き片栗粉大さじ1を溶いて沸騰させる
2 沸騰したところに溶き卵を細く流す
3 1cm幅に刻んだニラを入れて火を止める
絶食明けの食事
煮込んであることと、ささみベースの出汁なので油分が少ないので消化に良いです。
じゃがいもを入れて炭水化物も取れるのでスープのみで食事になる。
- チキンスープ
1 1.5Lの水にささみを5-6本、生姜をスライスして入れて水から沸騰させる。沸騰後アクをとる
2 人参、玉葱、じゃがいも、ネギを1cm角にして入れる
3 20分ほど煮込んで、塩小さじ2(10g)を入れて出来上がり
貝印 SELECT 100 グレープフルーツしぼり DH-3017
- 出版社/メーカー: 貝印
- メディア: ホーム&キッチン
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[音楽] 今頃になってZARDの映像を見ることができるなんて
たまたまスペースシャワーTVでやっていた、Being LegendのZARDの番組を見た。
15年前にいくら望んでも見られなかったビデオクリップや、坂井泉水の映像がたくさん見られて感慨深いというか複雑な気持ち。あのころはどんなに探しても見つからなかったのになぁ。
こんなに映像があるなんて。もっとも田舎だったし情報源なんて新星堂の店頭か場末のレコード屋みたいなところしかなかったから情報を得られなかったのも無理は無いかもしれない。
いつかライブに行けるだろうと思っていたりもしたのだけど、結局ライブが開かれた頃にはZARDを追いかけることはなくなってた。惜しいことをしたなぁと思うけどまさかこんなに早世するとは思っていなかった。
ライブは生きているうちしか行けないから、生きているうちに行っておこうと思うようになった。
[料理] 装備せよ、丸腰で料理するな:丸元淑生のシステム料理学
丸元淑生のシステム料理学―男と女のクッキング8章 (文春文庫 ま 4-1)
- 作者: 丸元淑生
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1982/06
- メディア: 文庫
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10年以上料理してきて、料理の方法や考え方がガラっと変わるようなインパクトを受けたことが何回かある。
レシピだったらラ・ベットラ・ダ・オチアイの
最新決定版 落合務シェフのイタリアンでトマトソースや、パスタに関する料理がガラっと変わったし、和食では分とく山の野崎洋光さんの本は味付けやだしについてのやり方がガラっと変わった。焼き方や味付けという観点だと
今日からおいしくなる洋食のシンプルルールはハンバーグや肉の焼き方、サラダの作り方や塩梅の加減に大きな影響があった。もう絶版みたいで大変もったいない。この本の内容を知っているかいないかで料理が失敗する確率が変わると思う。ハンバーグはまず失敗しなくなる。
道具だったら圧力鍋以前と以降ではレパートリーや調理時間に対する考え方が全く違っているし、精米機を買ってからは忘れがちだけどいつも精米したてのごはんを食べているのでおいしいご飯を食べていることを外食した時に気づいたりする。
- 作者: 落合務
- 出版社/メーカー: 世界文化社
- 発売日: 2012/02/16
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野崎洋光 和のおかず決定版 「分とく山」の永久保存レシピ (別冊家庭画報)
- 作者: 野崎洋光
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- 作者: 水島弘史
- 出版社/メーカー: 高橋書店
- 発売日: 2007/10
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ひとつひとつの料理の方法だったり、道具だったりに関してインパクトを受けたことはあったのだけど、献立の組立に大きなインパクトを受けた本に二年前に出会った。ちょうど子どもが生まれたこともあって、家族の食事を預かる者として栄養という観点で料理の手を抜くことはできないけれど時間はそれほどついやせなくなっていくタイミングで、この本で書かれている「装備」という考え方は献立を考えるにあたって大きな支えとなってくれている。
装備の基本
料理をするにあたって丸腰で立ち向かわず、ある程度の装備を、できれば重装備した上で立ち向かえ、というのが丸元淑生の主張だ。
装備として紹介されている食材はいくつかあるのだけど、うちで定着して常備しているのは下記の装備。
- たらこ
- しらす・ちりめんじゃこ
- かつおぶし(だし)
たらこは「天の恵み」、しらす・ちりめんじゃこは魚をまるごと摂取するという観点で「唯一無二」と書かれているけれど、これは本当にそのとおりだと思う。最低限の「装備」として、献立を考えるときに ごはん+しらす+たらこからスタートすることができる。0スタートではなく、この時点でそれなりの栄養バランスがとれているという安心感はすばらしい。疲れていたり時間がなくて料理したくない時も、ごはん+しらす+たらこ+卵焼き+豆腐+味噌汁、で十分満足の行く食事を作ることができる。
ちなみにちりめんじゃこは築地の川正商店で買え、と書いてあるのだけど、いまだに一度もいったことがない。正確には築地の場内で辿りつけたことがない。たらこも築地で買え、と書いてあるのだけど、ちりめんじゃこもたらこも築地に行ってもいいものがよくわからないのでネットで買っている。築地の場外にしらすとかちりめんじゃこを扱っている店があるけど、ああいう観光客相手に見えるお店のものでもいいものだったりするんだろうか築地だったら。
この本が書かれたのは30年前なので状況は随分違う。物価も違うけれど、たらこは1kg5000円ぐらい、ちりめんじゃこも1kg 4000円ぐらいで買って、冷凍して保存して1ヶ月ぐらいで食べている。築地まで行かなくても、ネットだと製造者から直接品質のいいものが買えるようになっていると思う。
たらこは愛情たらこのみなと、というところでいつも1kgまとめ買いして、一腹ずつラップに包んで冷凍保存しています。化学調味料無添加、無着色のたらこが買える店としては多分最安値に近いと思う。
ちりめんじゃこやしらすは、大久保水産、という漁師直送の店から買っています。
250gずつの小分けになっているのでまるごと冷凍して、解凍してから一週間ぐらいで食べる、という感じです。
http://www.kagoshima-chirimen.com/
以前も出汁さえちゃんと取っておけば他は手を抜いてもおいしい料理ができる、と書いたことがあったけど、子どもが産まれてからなかなか鰹節削りで鰹節削ってだしとって、ということはなかなかできないので、だしパックを使っている。だしパックもネットで無添加の塩分がはいっていないものが買えるし、生協やスーパーでも買える。ただだしパックは一袋30パックで800円、とかなっていて1パック30円弱か・・・と思ったりしがちなのですが、一パックで取れるだしが300CC-600ccぐらいでばらつきがあるので30パックで1200円ぐらいでも600CCとれるものを使うことが多いです。
ちなみにちりめんじゃこではなく、しらすを買っておけば離乳食にも使えるので大変便利。
離乳食創るときも素麺+しらすをぶち込んであげればいいし、野菜スープを作ったりするときもとりあえずしらすを放り込んでおくと鉄分やカルシウムが取れるので安心。
赤ちゃんの粉ミルクを作るのが面倒です
こんな質問が発言小町で出たら説教回答で埋まりそうだし、ベビーカーの件に限らず、子育てに関して面倒とか大変とか言うとそれに対して批判される風潮を感じるけど面倒なものは面倒だししなくていい面倒や苦労はしなくていいと思う。自分たちがした苦労をしないなんて許せないお前も苦労しろ的なやりかたは誰も幸せにしないと思うのだけれど。エクセルの1行1行を真心込めて1日かけて手修正したほうがマクロで数秒で終わらせるよりも評価が高かったりするのも同じ心の動きかな。苦労することが美徳、しなくてもいい苦労をするのが美徳、人がしている必要もない苦労をしないことが悪徳、効率化は悪徳と。
食事は手を抜いたらダメだとは思うものの、掃除や洗濯は別にルンバと乾燥機付き洗濯機に放り込めばそれで十分。
別に苦労することや面倒なことを面倒なままこなすことは美徳ではないと思うから。
簡単なことは簡単にやって、手をかけるべきところに重み付けするのが正しいのではなかろうか。
東日本大震災のあとで赤ちゃんのミルクを海外から輸入しようとするMilk for Japanという動きがあった。
世界のミルクを日本へ☆USA発☆Milk for Japan
この時まであまり知らなかったのだけど、日本で赤ちゃんに与える粉ミルクの作り方、
1 哺乳瓶を熱湯で消毒
2 粉ミルクを測って哺乳瓶に入れる
3 沸騰したお湯で粉ミルクを溶かす
4 哺乳瓶を水で冷やして肌と同じぐらいの温度にする
(この間赤ちゃん10分ぐらい泣いたまま)
というのは別に世界共通なわけではなくて、ペットボトルに入ったミルクに使い捨て乳首をくっつけてあげればすぐに赤ちゃんに飲ませれる便利な液体ミルクがある。
液体ミルクだったら
1 手を洗う
2 ボトルをよく振ってフタを開ける
3 使い捨て乳首をつける
だけで赤ちゃんにミルクをあげられる。
生まれてからの三ヶ月間でこれが使えたらどれほど助かっただろうと思う。
もちろん粉ミルクに比べれば高上りではあるのだけど、寒い夜中に何度も起きて赤ちゃんを泣かせたまま待たせて哺乳瓶を冷やすなんてことしなくてもベッドサイドにおいておけば泣いたらすぐにあげられたのに。
ちなみに粉ミルクでも、
1 手を洗う
2 哺乳瓶に粉入れて”水”入れて溶かす
3 振る
というシンプルな手順で消毒云々は特にないし熱湯で作る必要もないみたい。海外の粉ミルクは日本となんか違うのかしら?なんで日本は熱湯消毒とか熱湯で作って冷やす、みたいな面倒くさい手順なんだろう。水で粉ミルクを溶かした場合、哺乳瓶を自然乾燥させた場合、お湯で溶かした場合、哺乳瓶を熱湯消毒しなかった場合、でどれぐらい細菌繁殖とかに差があるんだろうか。もちろんそういうデータの裏付けがあった上での今の調乳手順になっているんだろうとは思うけれど。
日本の粉ミルクメーカーが調乳済みミルクを作らないのは不思議。社会的責任意識が高い産業だと推測するし、ビジネスとしても利益が出ないとも思えないし。法律的な制約もあるみたいだけど、それは今みたいに滅菌状態で食品を製造する技術がなかった時代の話で、阪神大震災の時も液体ミルクがあれば大きな助けになったことがわかっていながら東日本大震災でもまた海外から輸入するしかないというのはとても残念な話だと思う。
災害時への備えというのは、災害時のためにしておくべきことももちろんあるんだろうけど、常日頃から災害耐性の高い暮らしをしていくほうが頑健な社会が作れるのではないかと思う。災害のためだけの備えというのをずっと続けることはとても難しい。
液体ミルクがダメならば、使い捨ての哺乳瓶と使い捨ての乳首がピジョンやチュチュベビーあたりから販売されていればそれだけでも災害耐性は高められるのではないだろうか。使い捨ての乳首や哺乳瓶は、髭剃りのホルダー商法じゃないけど粉ミルクのビジネスモデルを変えるインパクトがあるかもしれない。宅配水みたいな新しいビジネスモデルができるかも。
災害が起きないのがいちばんだけど、次回起きてしまった時にまた赤ちゃんが飲むミルクに困る、なんて事態にならないといいなと思うし、楽に子育てできる道具や仕組みがあるならばもっと積極的に使えるような社会であって欲しいと思う。
Milk for Japanというプロジェクトが道半ばにして終わってしまったのはとても残念で、粉ミルクメーカーや行政方面に向けて調乳済みミルクを販売させる方向付けができればよかったのになぁ。