TPPに賛成すべきか反対すべきかわからない

競争賛成=自由貿易が拡大するTPPも賛成?
基本的には競争原理が働いたほうがサービスや製品は良くなると考えています。

Youtubeで見た中野剛志さんの主張が腑に落ちるものだったのだけど、いいところがさっぱり無いようなのでよくわからなくて判断できない。
両面提示できないぐらいにデメリットしか無いのかな。

この件にかぎらず、自分がどう思うか、について意見をもつのは知識不足もあってむつかしいなぁ、とつねづね感じています。

TPPへの暴走を許さない国民的な共同をよびかけます/――暮らし・食料・農業・地域経済を守るために力をあわせましょう/2011年10月14日 日本共産党
極端な方がわかりやすいので共産党の立場も見てみた。

農林水産業をこわし、食料自給率を大幅に低下させる

国民が食べる米の9割以上が外国産米になる、なんて事態は考えづらいのだけど、関税がなくなるだけでそんな状態になるんだろうか?
外国産米っておいしくて安いのかしら?おいしくて安いならありえるかな。

でも、「日本の関税はすでに十分に低い」「すでに開かれている」っていうのと矛盾しない?

国民皆保険制度が崩され、医療崩壊がすすむ

国民皆保険制度が廃止されると何が起きるのだろう?
そもそも現在の保険制度だと、高齢者の医療費負担が現役世代に大きくかかりすぎているし崩してしまったほうが良いのでは?
断固堅持しなければいけない、というほど良いシステムなんだろうか。

国民皆保険制度がなくなれば安易な受診もなくなるだろうし、大量に薬を出すことに対して疑問をもつようになるだろうし、健全化する方向なんじゃないのかな。今の保険制度だと自分が受けている恩恵よりも、ぼったくられている感が強すぎて、崩壊したほうがいいんじゃないかという疑念が晴れない。喫煙者とか不健康な生活してたり自己責任でリスク高くしているような人の分まで保険料払いたくない。

喫煙者は自費診療になれば、喫煙者減ると思う。自分からリスク高めてるんだから保険使う必要ないよね。

産婦人科みたいに一定額のバウチャーみたいなのを出して負担を下げるとか、分娩費用の公費負担みたいな制度でもよいと思う。
いずれにしても予約すら電子化されてないとかカルテももらえないとか何時間も待たせて平気な病院がたくさんあるし、非効率なシステムは是正されてほしいな。株式会社化されたら効率化されるのでは?

自費診療中心の歯科医院だと、何時間も待たせたり不快な対応されたりしないよね。もうけ本位だとしても、自費診療だとそもそも良い材料が使われたり滅菌が徹底されたり、望ましいサービスが受けられる、選択肢が増えるのはよいことだと感じる。

地域からの撤退や不採算部門の切り捨て、って今も起きてるんだからあまり変わらないと思う。
「お金を出しても医療サービスを受けられない」よりは、「お金を出せば医療サービスを受けられる」方が好ましい。
選択肢がなくなるよりも、選択肢が増えるのならば歓迎すべきことではないのかな。

労働法制の大改悪の引き金に
アメリカ政府は、「ただ働き残業」を合法化するホワイトカラー・エグゼンプションの導入や、会社が自由に解雇できる「解雇の金銭解決」、労働者派遣法のいっそうの規制緩和など、アメリカ型に日本の労働法制を改悪することを要求しています

何が悪いのかわからない。
共産党は、「ただ働き残業」が日本には無い、っていう認識なのかしら?
労働形態はアメリカ型になる方がむしろ健全化するんじゃないかと思うけれど。

一部の輸出大企業だけが巨額の富を蓄積し、国民の所得が奪われ、国内需要が押し下げられ続けた

一部の輸出大企業、なのにそんな影響があったの?本当?
一部というからには数社なんだろうけど、どの会社だろう?

よくわからないこと

日本とアメリカって内需が中心の国じゃないんだっけ?

TPP各国は日本の内需を狙っているのかな。

だとしても、良い製品が安価に入ってこない限りは特に問題がないと思うのだけど、無理やり買わされたりしちゃうの?
関税によって高くて品質の低い製品やサービスが守られていて消費者が不利益を被っている例って何かあるんだろうか。
思いつかないのだけど。

国防と外交としてみたときはどうなんだろう?

軍事においては兵站と数が何より大切、という原則はいつの間にか変わったのかな。
TPPで国内の農業がダメになるとして、戦争や世界規模の異常気象なんかでの有事の際に食料が確保できなくなるような事態はきっとまずいよね。
でも、そもそも今も食料自給率って低そうだし、影響はあんまりないような気がする。そもそもなんで今の食料自給率がそんなに低いのか、という話からはじめないとなんとも言えないか。なんで低いの?

GDPで見ると実質アメリカと日本だけの関係になる?

NYTとかでもさっぱり話題になっていないTPPだけれど、アメリカと日本との関係だという割には報道が少ない。
しかも日本だとこんなに話題になっているのにどうしてなんだろう。
日本とアメリカの関係になると言いながらアメリカ側はさっぱり興味なさそうだけど片思いなのか?

比較優位って知ってる?

知ってる。これからの正義的な本と橘玲の翻訳本にも書いてあった。
比較優位の原則が働くから、TPPで安くて品質がいい製品が国内市場を席巻しても、淘汰された業界の人たちは、他の国では作ってない製品を作る仕事に転職するから大丈夫だよ、
という話だと理解していてそれはたぶんある程度正しいんだろうと思う。

でも、リンゴ農家が廃業して他の職業につくことって多分無理だよね。
比較優位の原則が働くのは第三次産業内で現在働いている人に限定されるんじゃないだろうか。
第三次産業→第三次産業はできるだろうけど、第一次産業→第一次産業は多分不可能に近い。
たとえば、今現在ソフトウェアエンジニアをやっている人が教師になる、
というのは現在農業をやっている人がソフトウェアエンジニアになるよりは敷居が低い。

比較優位というのがどういう移動を想定しているのかわからないけど、
農業に従事している人のダメージは医師や教員、ソフトウェアエンジニアよりも大きいんじゃないだろうか。

比較優位がたとえ働いたとしても、今ソフトウェアエンジニアとして働いている人が農業に転職したとして、同じ収入を維持できるとは思えないし、より「強い」製品・サービスが入ってきて転職を迫られたときに働く「比較優位」は、元のバランスを維持することは想定していないと思う。
食べるには困らないよね、というレベルで比較優位の原則が働くだけなんじゃないだろうか。

農業壊滅するよ?食の安全が脅かされるよ?

そもそも、関東中越以北は放射性物質で相当程度に汚染されているはずで、
大雑把に日本の半分弱の地域での農産物が汚染されていることになる。
半分がすでにダメになってる、という状態だとすれば農業は壊滅的な状態と言える。

すでに壊滅しているとすると、外交のカードとして有効に使うという目的があるならば農業をカードとして切るのはありなのかもしれない。
汚染されていない食品、おいしい材料を食べたい場合は現時点でもOisixなり大地を守る会なりで買っているんだから、そういう消費者はあまり影響を受けないのかな。それとも、Oisixや大地を守る会の野菜を求めるTPP参加各国の需要が増えて、価格が上がったりするんだろうか。

放射性物質で汚染された国の食品をあえて買おう、という需要は生まれないと思うけれど、国際競争力を高めて高付加価値農産物を輸出して農業が世界に打って出るんだ!という考えは相当におめでたいんじゃないかと思うんだけど。

食の安全もなにも、脅かしてるのは日本自身じゃないか、と思う。生産者も自治体も国も、食の安全を確保しようとなんてしてないじゃないか。

311震災後の資産運用とお金について考えた

投資という程でもないけど、はじめて株を買ってから10年以上たった。

その間、ITバブル崩壊、ソニーショック、リーマンショック、911、311とあったけど、リスクを集中していた最初の頃に比べると、ここ数年はアクシデント(ブラック・スワン)による資産額への影響が顕著に小さくなって分散投資の効果を実感している。

これまで資産運用とかお金について書いたことがなかったのだけど、私(たち)はこうしているよ、というのがまとまっていると便利なのでまとめておこう。人生の振り返り。

今のところ私はこういう結論に至っています、という内容をまとめてあるので、
こうしたほうがいいよ、もっといいのがあるよ、というのがあれば知りたいな。
最近は運用方法やカードについても安定してしまって、新しいものを取り入れられてないから。

とりあえず3000万円の資産を作るのが目標です。
3000万円を5%程度で運用できれば、暮らしていける国はそれなりにあるはずだから。

目次

  • 本:人生の早い時期にこの本に会えた人はしあわせ
  • クレジットカード:うまく使えばマイルで毎年アジアに行ける
  • 銀行:預けるところではなくて、単に給料を受け取るところ
  • 株と投資信託とFX:積立と分散投資でリスクは小さくリターンは大きめに
  • 保険:当たらないほうがうれしい宝くじ。医療保険は早いうちに。

おすすめの金融・投資の本:人生の早い時期にこの本に会えた人はしあわせ

私は20代の最初の頃に、橘玲(橘玲 公式サイト | Tachibana Akira official site)に出会えたことが幸運だった。

最近の橘玲の本だと目からウロコが落ちまくってエラ呼吸、みたいにはならないけれど、基本の2冊を読んでおけばその後の人生においてお金の考え方が役立つと思う。

古いのでブックオフで100円で買える。情報は古くなっているけれど、更新された内容の本がその後でてこないし、古くなったから使えない情報になっているわけではないので必読。お金に対する基本的な考え方はこの本で十分。技術系の本でもそうだけれど、基礎をしっかりおさえた本は内容が陳腐化しない。今でも、お金について迷ったら橘玲の本を読み返している。

得する生活―お金持ちになる人の考え方は、他の二冊と内容がかぶる所が多いのだけど、クレジットカードについて書かれているのがこの本だけだと思うのでそれだけでも読む価値がある。

世界にひとつしかない「黄金の人生設計」

世界にひとつしかない「黄金の人生設計」



得する生活―お金持ちになる人の考え方

得する生活―お金持ちになる人の考え方


お金関係の本でこれだけ読んでおけ、というのをもう一冊だけ上げるならば、木村剛の本が抜群。逮捕されたけれど、言っている内容はど真剣で超真面目で金融関係を敵に回しまくりそうな内容で秀逸。保険や、不動産についても書かれているので、橘玲の後にこちらの本を読むとより詳しくわかる。

投資戦略の発想法〈2010〉

投資戦略の発想法〈2010〉

金融とかお金とか投資関係の本は、上にあげた本だけ読んでおけばとりあえず困らないと思う。というか上の本で書かれている以上の情報が判断に必要になったケースはほとんどなかった。唯一、保険はもう少し情報が必要だったけど、ライフネット生命の登場以降は、これから保険にはいる場合にはライフネット一択でOK・ほかは検討するに値しないので上の本だけで十分だと思う。

クレジットカード:うまく使えばマイルで毎年アジアに行ける

クレジットカードというとなにか怖いもので、絶対持ちたくない、といった方もいますが、使わないと損しています。使わない人がいるから使う人が得しているとも言えます。

クレジットカードの選び方
  • ポイント還元率が1%以上

たとえ有料でも、たいていは有料の還元率のイイカードを持ったほうが得。
1%未満、0.5%とかのカードはほかのメリットがない限り使わない(ヨドバシとか楽天カードとか)。

私はセゾンのUnited airlineマイレージプラスカードに、マイルアップメンバーズ(年間5000円)を付けてメインのクレジットカードにしています。1000円で15マイルのマイルが付くので、1マイル=2円とすると3%ぐらいのポイント還元率かな。

MileagePlusセゾンカード|クレジットカードはセゾンカード

年間5000円の会費がかかりますが、年30万円以上使うならマイルアップメンバーズになってしまったほうがお得だったはず。

ちなみに、タイのバンコクまでだと、セーバー特典なら25000-30000マイルなので、毎年200万円ぐらい使えば行けるみたいです。家賃をカード払いにできる物件なら安定してマイルが貯まるかも。
ユナイテッド航空 - united.comでお届けする航空券、パッケージツアー、キャンペーン情報、企業情報

ちなみにUAで同じ路線を普通に買うと97000円だったので、この路線でマイルを使うと1マイル≒3円で、ポイント還元率は15(mile)*3yen/1000yen=4.5%(!)に達します。まぁ、バンコクへ行く予定はありませんが、他の路線でもマイルの価値が高くなる路線があるはず。ハワイなんかもいいかも。

マイルはどの路線で使うかで1マイルあたりの価格が異なってくるので、今でもこの計算でいいのかがちょっと不安。円高だしLCCだと格安だろうし、今もメインカードがUAでいいのか不安になりました。

銀行:お金を預けるのではなくただ受け取るため

銀行というと貯金、と思ってしまいますが、銀行は預けていてもほとんど何もおきないので、基本的にお金は証券会社の口座に移すようにしています。

メインバンクはずっと新生銀行だったのですが、新生銀行のサービスが改悪を重ねているので最近は楽天銀行をメインにしています。

楽天銀行がいいのは下記の点。

  • 給料振込口座にしておくと3回振込手数料無料
  • ATMがほぼすべてのコンビニで使える
  • ATM利用手数料は預金額によってそれなりに無料
  • 振込予約ができる
  • 楽天証券との連携が楽

支払いをクレジットカードで行うのを基本にすれば、現金を引き出すことは月に1,2回なので手数料がかかることはありません。昔は新生銀行がよかったのですが、最近は新生銀行も振込手数料がかかるようになってしまったので楽天銀行をメインバンクにしています。
振込予約ができるのも便利で、毎月一定額を他の銀行の口座に移動しておくときなどに便利です。仕送りとか。

楽天証券へ残高の移動がすぐにできるので、証券会社も楽天証券にすると更に便利。
振込手数料も業界最安に近いので、迷ったら楽天銀行で大きな問題はないはず。

株と投資信託とFX:積立と分散投資でリスクは小さくリターンは大きめに

証券会社は楽天証券でOK

なんだか楽天関係ばかりになってしまいますが、迷ったら証券会社は楽天証券で良いです。手数料も安いし、取り扱っている投資信託や海外株も多いので困ることはありません。私はFXはやらないのでよくわかりませんが、FXのスプレッドもほかと比べてそんなに悪くないはず。

別に楽天関係を好んで使っているわけではなくて、楽天銀行はe-bankを使っていたら楽天に買収されて、楽天証券DLJ-Direct、という証券会社を使っていたらこちらも楽天に買収されて、という歴史の結果です。

楽天証券がいいのは楽天銀行と残高の移動がスムーズにできることで(ほかもできますが、、)、買いたい時にすぐに口座から残高を移動して注文!ができること。
投資の方針が基本的に長期で持ち続けるだけなので、そんなに手数料やシステムの使い心地にこだわりはありませんが、楽天証券はトップクラスだと思います。

個別株は買わない。投資信託を積立で買うだけでいい。

昔は個別株を色々買っていた時期もあったのですが、最近はよっぽど「これだ!」という会社がない限り個別株は買いません。これからはじめるひとも個別株に手を出す必要はないと思っていますし、ここ数年は投資信託を買うように薦めています。

楽天証券がいいのは、積立で毎月定額で投資信託を買えることで、半ば強制的に積立ができるのはやっぱり強力で、気づいたらそれなりの資産額になっていたりします。
「どれ買ったらいいかわかんない」ときは、下記あたりをすすめています。
基本的に複利で運用しないと意味が無いので、「毎月配当!」とかは論外です。

分散投資も、基本的に日本で働いているなら
国内:3
海外:5
新興国:2
ぐらいの割合で積立設定をして買っておけば十分だと思います。チャート見たり四季報買ったりとか無駄です。何も考えずにインデックス投信、基本的にこれでOK。不動産系も入れておきたければREITの投信を混ぜても良いと思います。

積立設定が終わったら、あとはほったらかし。短期で一喜一憂してもしょうがないし、長期的に見れば理論的にインデックス投資に勝るものはないそうなので、20年後を待ちましょう。理論的にはこれでいいはず。。

最近はETFでもできるかもしれませんが、ETFだと積み立て設定ができないので、楽天証券の積立設定を使って手数料が安いインデックス系の投信を上記の比率で購入設定しています。
eMaxisも手数料が安いインデックス投信なので、どちらでもお好みで。

  • 住信 STAM グローバル株式インデックス・オープン
  • 住信 STAM 新興国株式インデックス・オープン
  • 住信 STAM TOPIXインデックス・オープン

このバランスで資産を増やしていくと、自然と分散投資ができるのでリスクが下げられます。今回の大震災でも影響はほとんどありませんでした。ITバブルの時はひどい目に遭いましたが、分散投資すごい。そのかわり100倍になったり10倍になったりはしませんが、ギャンブルがやりたいわけではないのでこれで良いのです。


リーマン・ショックや、311のときのようなこれから市場が暴落する・・・!!と確信できるようなときにはインデックスのETFやカバードワラントをプットで持つとかしてリスクヘッジすべきなんだとは思うけど、実際その暴落に立ち会っても正しく判断してリスクヘッジできた試しがないので分散投資でリスクを分散しておく対応に落ち着いています。今回の大震災のあとの対応を振り返ると、原発の問題もあってドタバタしていて、リスクヘッジすら思いつかなかった。

保険:当たらないほうがうれしい宝くじ。医療保険は早いうちに。

基本的に、保険のおばちゃんとか営業がいる保険は論外です。
払ったお金の半分が保険のおばちゃんとか営業の人の給料になるだけなので壮大なお金のムダです。貯蓄目的の学資保険も無駄だと思います。
就職すると保険のおばちゃんがなぜか職場に入ってきてよくわからずに保険を契約させられたりしますが、無駄です。営業がいる=加入するに値しない、と思ってよいと思います。

保険は基本的にライフネットだけでよくて、方針は

  • 医療保険は終身保険に若いうちに入る(保険料が安いから&&病気してからだと入れなくなる)
  • 生命保険は定期保険で10年単位で見直してその時に必要な額を

だけ。ライフネット生命のホームページに書いてあるとおり。

女性は妊娠すると医療保険に入れなくなったりするそうなので、若いうちに入っておいた方が良いようです。

入院特約とかもありますが、最近は100日入院とかはまずありませんし、100日入院するような病気になったときにはたぶん助かりません。

医療保険は、会社の組合の制度によっては月の自己負担額は2万円とか3万円に上限が決まっているところも大きい会社だと多いので、実はいらない、という方もいるはず。医療保険に入る前に制度を調べてみることをお勧めします。とはいっても終身雇用を前提とした人生設計は危ないですが、、

ライフネット生命保険 - 人生に、大切なことを、わかりやすく。

むすび

いろいろ試行錯誤のすえに、今のやり方に落ち着きましたが、
震災後は仕事を捨てて逃げられないのが大きなリスクかなぁ、と感じています。何かあっても、現実的には収入がたたれてしまうため逃げられない。

家は買わない、というのを決めていたので場所からは比較的自由でいるつもりだったのですが、物理的に職場から離れることができないのは、家を持っているのと同じですね。

Favicon3D:Sinatra+Herokuではじめてのウェブサービス

ウェブサービスではないような気もするけど。。
ウェブサービスってなんだろう。

つくったもの


ファビコンを3Dっぽくします。
3DにしたいFaviconのURLを入れてぽちっとしてください。
Sinatraのエラー処理がよくわかってないのでFavicon以外のURLを入れるとエラーになります。

id:secondlifeさんが数年前にやっていたサービスのオマージュというかほとんどそのままなので気が引けるのだけど、公開しないでおくのももったいないので公開。

id:secondlifeさんはさっくり作ったような書き方をされていたけど、
実際やってみるとFaviconを3D風にするのが大変だたよ。。

faviconを3D風にすると、楽しいです。かわいい。ずいぶん見え方が違う。
わたしはmixifaviconを3Dにしたのがお気に入り。

つくるまで

ちょっと前に、Bijostagramのアルゴリズムに興味があって調べていたら、id:ruedap さんのNekostagramにたどり着いて、さらにコードがGithubで公開されていた!ので読んでみたらすごいシンプル!なにこれステキ!とSinatraにたどり着いて、でもサーバ準備するの面倒だなぁ、と思ったらHerokuでホスティングもできる、ということでSinatra+Herokuをいじりはじめました。

Faviconを3Dにするのは、Androidアプリを作るときに他のアプリのアイコンを見たらみんななんとなく3D風だったので昔id:secondlifeさんがそんなつくってたような・・・と思って調べたらもうサービスやってない!だったら自分でつくろうぞ!ということで作ったものです。

Sinatra自体はとても使いやすくて、習作にTwitterBotをサクっとつくってHerokuのデプロイのやり方がわかるようになったので、以前Androidアプリのアイコンを作るときに使いたかったFaviconを3Dにするサービスを作ってみた。
Twitter Botぐらいだったらいじりはじめて1時間でできちゃう。
Sinatraすごい。

iphoneアプリAndroidアプリを作るときにも感じましたが、個人でものづくりをしようとすると多能工にならざるを得なくて、デザイン、サーバやHTMLやらDBやらのうち、ひとつでも減るのはずいぶん敷居が下がったな、と感じました。

HTMLとCSSも、Haml や Slim,Sassを使えばだいぶわかりやすくなるし、書きやすくなるのでベタにHTMLを書くことはもうなさそう。というか書けない。

スマートフォンアプリやウェブサービスをひとりで作るときのネックはデザインかな。ロジックは作っても、ロジックを作ったあとのUIやアイコンのデザインに時間がかかる。Illustrator とかの講座でも受ければマシになるのかな。

次はなんかのマッシュアップでもしてみよう。トレンドとしてはmixiアプリとかFacebookアプリなのかな。iphoneアプリをTitaniumで作ってウェブサービスを組み合わせた何かも楽しそう。Sinatra使えばサーバ側もできそうだし。わくわく。


SinatraFaviconかわいい。

技術的なメモ

使ったフレームワークとライブラリ

Rmagickはローカルに入れたRmagickと透明度の扱いがHerokuのRmagickと異なっていてハマりました。。

サーバとか

全部無料!のつもりだったんですが転送量があると微妙に課金されそうな。。。課金体系がよくわかってないのでちょっと不安。

S3とSDBは、Herokuはデータを保存できないのでなんらかの手段で保存しないといけないし、
せっかくだからということでAWS。HerokuもAWSにあるので相性がいいそうな。


参考にしたサイト・本

WEB+DB PRESS Vol.62

WEB+DB PRESS Vol.62

  • 作者: cho45(さとう),染田貴志,浜本階生,おにたま,中島聡,角田直行,はまちや2,山本竜三,尾藤正人,石橋利真,ミック,みやけん,個々一番,広木大地,原悠,WEB+DB PRESS編集部
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2011/04/23
  • メディア: 大型本
  • 購入: 16人 クリック: 1,368回
  • この商品を含むブログ (23件) を見る

id:cho45さんのHTML/CSS入門がとても参考になりました。

これを読んで、HamlとSassでなんとなく作れるようになります。
HamlとSassでさえ書いておけばきれいなHTMLとCSSを吐いてくれる。

これがなかったら作れませんでした。。ありがとうございます。
コードが公開されているのもすばらしいです。

HTMLのテンプレートをHamlにするのに使いました。
Hamlにしてしまえばいじりやすいので便利。

こちらも同じく。Sassの方がいじりやすい。というかCSSわかりづらい。

母の日や父の日や誕生日にコーヒー豆とコーヒーメーカー

なんだか毎年この季節にプレゼントで悩んでいますが、
今年はコーヒー豆とコーヒーメーカーを母の日と父の日まとめてプレゼントにすることにした。

プレゼントネタを見かけたらメモはしているのだけど、結局そのネタが役に立ったことはないなぁ。今年はお箸あげようかな、と思っていたのだけど、すでにもらっていたことが判明したのでボツ。


コーヒーメーカーは、ずいぶん昔のものをずっと使っていたのでこれを機に新しいものにしてあげよう。コーヒー豆は、加藤珈琲がおすすめなのでついでに。

豆を入れたらコーヒーが出来るタイプで愛用しているパナソニックのコーヒーメーカーで、とっても便利。メンテナンスも楽だし。
コーヒー豆はいつも買ってる加藤珈琲の豆詰め合わせ。

今年コーヒーメーカーを送っておけば、来年からはコーヒー豆を贈ればバッチリ!の予定。

(2セットでRM付)驚愕の 珈琲 福袋(冬・Qホン・Qグァテ)/豆のまま

(2セットでRM付)驚愕の 珈琲 福袋(冬・Qホン・Qグァテ)/豆のまま

首相官邸に載っていた「チェルノブイリ事故との比較」を英語にしてみた

首相官邸のサイトに載っていた、「チェルノブイリ事故との比較」というレポート?にがくぜんとしてなんか気力を失いつつあったのだけど、さっぱりニュースになっていないのはなぜだろう?

チェルノブイリ事故との比較 - 東日本大震災への対応 -首相官邸ホームページ-

政府は、将来的に出るであろう白血病であるとか小児の甲状腺癌とかを回避することよりも、今福島市郡山市の数十万人を避難させることの費用の方を重く見たということ?

将来的に出るかもしれない数千人の被害は致し方ないものと経済合理性がある判断をしたということかしら?

子どもに許される被曝量が年間20mSvになったり10ミリシーベルトになったり、一般人は1ミリシーベルト/年があたりまえなのに20倍にしてさらにそれを子どもにまで適用したりと理解不明な対応が続いていてどうしたらよいのか途方にくれている。

ひょっとして、今まで言われてきたチェルノブイリ事故なんて死の大地とか笑わせるわ、というレベルの被害しか出ていなくて、実は全然被害がなかった、ということ?

いろいろと思うところはあるのだけど、「チェルノブイリ事故との比較」が日本語以外になっていなかったみたいなのでせっかくなので英語ブログの方に書いておいた。なんとなく英語にしたけど、日本語がむつかしくて英語にするのは大変そう。

tittea blog from Japan: Japan government says NO health hazard occurred by Chernobyl accident

この文書はちゃんと各国語に翻訳して世界中から意見を伺うべきだと思うけどな。日本は「チェルノブイリ事故の被害はたいしたことなかった」と思って対応をしているということ、、なのかしら?そもそもこの「チェルノブイリ事故との比較」というさっぱりした文書がどういう位置づけなのかわからないのよね。。政府としての見解ではないのかしら。。

福島・郡山・本宮・二本松の学校校庭の放射線量が高すぎないか?

福島県内の、学校校庭の放射線量が測定されて、
ネット上の人たちの手によって視覚化されたので
福島県内の放射能汚染の分布が見えるようになった。
自分でやらないといけないかなぁ、、、と思っていたので感謝。

郡山市だと、市役所前の放射線量しかこれまでわからなかったので、詳細なデータが出てきたのは参考になる。

ただ、出てきたデータから計算すると、学校にいつもどおりに通学して、校庭で体育をやるような値ではない。校庭で体育をやってもよいかどうかというレベルではなくて、子供たちを福島市郡山市・本宮市から逃がしたほうがいいのではないか、ということを考えるべきレベルだと思う。
なにか計算間違いをしているのかもしれないけれど、子供や、女性は福島・郡山から離れた方がいいのではと思う。

原子力施設等の防災対策について.
http://www.nsc.go.jp/shinsashishin/pdf/history/59-15.pdf
にいくつか基準値が載っているけれど、屋内退避もしくは非難となる被爆線量は3mSv-50mSvになっている(期間は明記されていないものもあるけどどう解釈するんだろう)。

今の郡山市福島市の値だと、場所によっては1年も経たないうちに10mSv程度の被曝をしてしまうことになる。飯舘だけではなくて、他の地域も広く避難ないしは屋内退避とすべきだと思うのだけど、どのような判断基準をもって安全だ、としているのかがわからない。

もっとも、サンプル数は少ないけど郡山に住んでいる人、本宮市に住んでいる人も、そんなに危機感はもっていないみたい。郡山なんかだとどういう報道のされ方をしているのだろうか?マスクをした方がいい、ぐらいは言われているんだろうか。

Twitterやブログでもあまり郡山や福島の人たちがいないように見えるのと、いてもそんなに心配しているようには見えなそうなので不安だ。現地ではどういう捉えられ方をしているんだろう。

福島県内の学校の校庭の放射線量はどう読めばいいんだろう

http://d.hatena.ne.jp/oxon/20110411/1302473302
http://plixi.com/photos/original/91508746
福島〜郡山の汚染がひどい。
半径30kmよりも汚染がひどい。

郡山市内でも、さらに場所によってかなり汚染のレベルにはばらつきがある。たとえば郡山第三中学校は、県内でも放射線量がかなり多い方だった。
郡山第一中学校の値も高いので、あのあたりの丘の上は放射性物質が降った量が多いのかもしれない。

校庭の地上1mで4.4μSv/h。
http://www.pref.fukushima.jp/j/schoolmonitamatome.pdf

私は心配性なので、高めの値で
ざっくり5μSv/hとして、1日で
5x24=120μSv/day、
1年で
120x365=43800=43.8mSv/year

40mSvって、目を疑うような数字なのだけど計算間違ってるのかな。。
ちなみに国際的には、1mSv/yearが一般人(の大人。子供は1/10かな?)が被曝してよい量のはず。
一週間で1mSvに達する気がするけど、合ってるよな。。

この被曝量は空気中の放射線からだけの値だから、実際に郡山に住んでいると空気や水、食事からも被曝するのでもっと被曝量は多くなるだろう。
半減期の長いセシウム137も検出されているので、時間がたってもそれほど減少することは期待できない。

この調査が行われたのは4/5だから、
3/14あたりではヨウ素131の半減期を考えると今の4-16倍ぐらいの放射線量だったはずで、郡山に住み続けている人は現時点でも年間許容被曝量の数倍の量を被曝しているのかもしれない。
これだけ同じ市内でも放射線量のバラツキが大きいと、飯舘のようにもっと放射線量が高い吹き溜まりのような場所があるのではないかと心配だ。

郡山は、少なくとも女性や子供が1年とかの単位で住み続けてはいけない値だと思う。福島を離れられる人には離れて欲しい。

この値になっても学校は授業やってるのかな。。
ただちに影響はないっていっても、1日一枚レントゲン撮ってるような状態なんだけど。。

郡山の人たちはあんまり危機感がないようだけど、どういうふうに報道されているんだろう?すでに気にしなくていい値ではないとおもうが、、

もっとも、すぐに癌になったり死んだりする量ではなくて、何かが起き始めるのは5年後とかだろうけど。チェルノブイリのように、5年後に20歳前後の人達の甲状腺癌が増えたりするんだろうか。

放射線・放射能の話題に付いて行くためのイメージを整理しよう

3月11日から一週間ぐらいは、周りの人と放射能・放射線と原発について熱く議論することができていたのだけど、それ以降は徐々に「もうよくわかんない」といった反応が多くなってきて、最近はめっきり意見を交換することができるひとがまわりにいなくなってきた。

自分で考え、自分で決めろ、が基本だと思うのだけど、「で、安全なの安全じゃないのどっちなのさ?」と思考放棄している人が観測範囲内に予想以上にいることにも驚いている。

親の世代にも自分で判断できるようになって欲しいのだけど、どう説明すればいいのか悩む。
恐怖を煽ってもしょうがないし。テレビだけだとちゃんと情報が出てないっぽいし。
親の世代以上は放射線の影響がそんなにないだろうからいいとして、
その子供や、孫たちは保護者の理解不足で放射線を浴びすぎてしまうのではと心配している。

周囲の観察では、ニュースについていけなくなった、ついていこうとするのをやめたのは、下記のタイミングが多かったように感じる。

  • 放射線は「ベクレル」登場と水道水から放射性物質が検出されたあたり
  • 原発は圧力容器と格納容器が出てきたあたりで混乱
  • ニュースでメガとキロとマイクロが混ざったあたり

自分の考えの整理と、テレビしか見ない人に説明してわかってもらうときのためにも、情報源とイメージをまとめておこう。いろいろ見てるんだけどむつかしくてついてくのが大変。
あとはどの情報を信用すべきか、この情報の信頼度がどれぐらいあるか、この人の言っていることは正しいのか、信じるべきか、の判断も大変。

今回の放射線と原発の話は、一概に安全だとも危険だ逃げろとも言えないグレーな事態がずっと続いていて、得られる情報からそれぞれが「まだ大丈夫」「とりあえず関西へ逃げよう」という判断を個々に行わなくてはいけない状態なんだと思う。安全だとは言えないけど、どれぐらいリスクを取りますか?というのを自分で決めなくてはいけない状態であることが混乱の要因でもあるんじゃなかろうか。

福島県で起きているのは、「ダメだ逃げよう」とたとえ判断しても避難勧告が出ないと仕事を放り出して逃げることもできず、子供たちを逃がすこともできないというひどい事態だと感じる。行政としては、まずは安全側の選択をして避難勧告なり屋内退避なりの手段をこうじるべきだと思うのだけど、人の命と何だと思っているんだこの国は。


中性子とか陽子とか高校物理でちょっとやったことしかなかったのもいたいなぁ。。
たぶん@itokenstein先生が執筆している本にはイメージから具体例まで分かりやすく書かれるのだろうと楽しみにしている。

親とか、テレビしか見ない人たちに放射線をどういうイメージで説明するか、
というのを整理しておこう。原発についても別途考えを整理しよう。

放射線のイメージ

今回の原発のニュースだと、なにはともあれ放射線のイメージがないとわかりづらい。

放射線、とひとくちにいっても、主に4種類ある。

いまいちイメージは湧きづらいけど、重さを持った何か、が飛んで来るのがα線β線中性子線、光のような波がγ線、かな。

重さを持った何か、は
α線は重たくてでかいボウリングボールみたいなのが飛んできて、
β線はピンポン玉みたいなイメージ、
中性子線はビー玉みたいなのが飛んでくるイメージ、
γ線魔貫光殺砲、というイメージ、
でいいか。

α線はでかいので簡単に止めることができて、紙とかガラスがあれば大丈夫。でも、デカイのになんで簡単に止められるんだろう?
β線は小さいのでそれなりにすり抜けてくるけど、薄い金属の板で止められる。
γ線は波なので止めづらくて、コンクリートとか鉛の板がないと止められない。
中性子線も「モノ」が飛んで来るのになぜか止めづらいらしい。なんで?中性だから?

要するになんか小さいんだけどものすごい早さで何かが飛んでくるんだから当たったらケガするよね、
というのが放射線ということかな。

放射能とは?

放射「能」というのは、放射「線」を出す能力のこと。
放射能と放射線の関係は蛍のイメージがわかりやすい。
ホタルやチーズで例えるとわかりやすい 放射能と放射線の違い by中部電力 - KandaNewsNetwork KNN

ホタルノヒカリが放射線、ギラギラできる能力が放射能。その蛍が放射性物質。

ギラギラ度合いを表す単位がベクレル
とりあえずα線なのかβ線なのかγ線なのかよくわかんないけど
ギラギラしてる!というのを表すのがBq、ベクレル
ベクレルだけだと、なぜギラギラしているのかはわからないので、
ギラギラしているのが何か、というのがヨウ素131とかセシウム137とか言っているやつ。

ベクレルの値がそんなに高くないからと言って安心してはいけなくて、
「なにがギラギラしてるのか?」がわからないとなんとも言えない。
とりあえず蛍の群れがギラギラしとるなー、ということしかベクレルからはわからない。

なので、今の政府とか農協とか水道水とかの説明で「〜ベクレル以下だから大丈夫!」とは一概に言えなくて、「なにがギラギラしてるのか?」を確認しないといけない。

ギラギラがα線だったりすると、ボーリング玉みたいなのが飛んできているので当たると危ないけど、紙一枚あれば防げる。このα線=ボーリング玉を出す蛍がプルトニウムで、プルトニウムが体内に入ると中からボーリング玉をだすのでやばー(人体への影響は預託実効線量で計算)、ということで一時期騒がれた。のだと思う。
ちなみによく耳にするヨウ素131とかセシウム137は、γ線を出してる。

今回の原発で問題になってるのは、原発から蛍が出てきて飛び回っていることで、飲み込んだり吸い込んだりすると身体の中でギラギラしてなかなか出て行かないから。

蛍が人の身体の中に入ると、ホタルの種類によってドコに吸収されるかが異なる。
ヨウ素だと甲状腺だし、ストロンチウムだと骨、といったように放射性物質の種類によってどこに影響が出るかが変わってくる。

人へのギラギラがどれぐらい影響するか、を表す単位がシーベルト
ベクレルだけだと人への影響はよくわからなくて、人への影響を測るためにはシーベルトで確認する必要がある。食べたときにどれぐらいの量の被曝があるかは、先日やったような面倒な計算が必要なので、
ベクレル(Bq)、シーベルト(Sv)計算・換算
みたいな計算してくれるサイトを使うと良さそう。


半減期って?

蛍がギラギラしていられる時間のこと。
半減、というからには半減期たつとギラギラ感が半分になるイメージ。
ヨウ素131が半減期8日というのは、8日経つとギラギラ感が半分になって、16日経つとギラギラ感が最初の1/4になって、、、というようにギラギラ感が減っていく。

セシウム137は半減期が30年と長いので、少なくなるまでには60年とか90年とかの単位でかかるし、1/1024になるには300年かかる。今回の福島の土壌汚染で問題になるのは半減期の長いセシウム137の方で、郡山や二本松あたりでも2000ベクレル/Kgぐらいが出ている。

郡山の放射線量も、2マイクロシーベルトぐらいで安定してきたけど、空間放射線量に占めるヨウ素の割合は1ヶ月経って減ってきたので、セシウムの放射線量が支配的になってきたということかな。

どれぐらい浴びたら危ないのか?

年間1mSvの基準は意識しておきたい。低線量の被曝でどういう影響が出るのか、はよくわかってないそうな。
今回の避難勧告も出ていない福島や郡山、自主避難の地域の疫学的な調査が今後きちんと行われればわかるのかもしれない。

現時点では、私は放射線は浴びないに越したことはないと考えている。
今、福島県から遠いところにいる人は、強い理由がないのならあえて近づく必要はないと思う。
短期的に行くのであればN95のマスクをして放射性物質を体内に取り込まないようにして、食事と水にも気をつける。

行くところの放射線量は確認してから行く。
もっとも、各地の放射線量の生データを見ようとする人ってあんまりいないみたいだけど。。
行政も生データじゃなくてわかりやすく提示すればいいのに。。恣意が入るからそれもむつかしいのかな。。

マイクロ、ミリ、キロ、メガの単位(今日はテラが・・・)をわかりやすく説明するにはどうしたらいいんだろう。。なにかよいイメージはないだろうか。。

参考資料

福島原発の放射能を理解する
よくまとまっている。


やはり教科書や本は体系だてて知識を入れるならいちばんか。
ありがたいことに無料公開。読めるようだったらこれはいい。

後藤政志が語る、福島原発事故と安全性
説明が非常にわかりやすい。↓のCNICの動画が大いに参考になる。
原子炉関係だと抜群。

もっとあるので整理して追加する。

UStreamなど

活字を読まない人には動画をみせるのが一番。

  • CNIC

USTREAM: CNIC News NPO原子力資料情報室: 原子力資料情報室から福島原発についての解説を中心に情報を発信します。 特定NPO法人 原子力資料情報室は脱原発を実現する市民の情報センターです. 映像アーカイブ http://cnic-movie.blogspot.com/ http://w...

  • 上杉隆氏の自由報道協会の報告会

http://uesugitakashi.com/?p=717
これまでをまとめて振り返っていたのでわかりやすかったみたい。

  • 松本市市長の動画

http://www.city.matsumoto.nagano.jp/aramasi/sityo/kaiken/teirei20110322/index.html
この動画を見てもらうと恐ろしいことが起きるかもしれないんだ、
とわかってもらえる。

http://www.youtube.com/view_play_list?p=8176A4F5A94A8B09
こんなのを過去に放送していたNHKの今の報道の腫れ物に触るようなやりかたはなんなのかと不信感が募る。

世界の放射線被曝地調査―自ら測定した渾身のレポート (ブルーバックス)

世界の放射線被曝地調査―自ら測定した渾身のレポート (ブルーバックス)


チェルノブイリや、他の被曝地がどういうことになっているのか、というのがまとまっている。
2002年の本なのだけど、出てくる数字を見ていると「今の福島県の方が高いじゃん・・・」というのが。。