母の日や父の日や誕生日にコーヒー豆とコーヒーメーカー

なんだか毎年この季節にプレゼントで悩んでいますが、
今年はコーヒー豆とコーヒーメーカーを母の日と父の日まとめてプレゼントにすることにした。

プレゼントネタを見かけたらメモはしているのだけど、結局そのネタが役に立ったことはないなぁ。今年はお箸あげようかな、と思っていたのだけど、すでにもらっていたことが判明したのでボツ。


コーヒーメーカーは、ずいぶん昔のものをずっと使っていたのでこれを機に新しいものにしてあげよう。コーヒー豆は、加藤珈琲がおすすめなのでついでに。

豆を入れたらコーヒーが出来るタイプで愛用しているパナソニックのコーヒーメーカーで、とっても便利。メンテナンスも楽だし。
コーヒー豆はいつも買ってる加藤珈琲の豆詰め合わせ。

今年コーヒーメーカーを送っておけば、来年からはコーヒー豆を贈ればバッチリ!の予定。

(2セットでRM付)驚愕の 珈琲 福袋(冬・Qホン・Qグァテ)/豆のまま

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首相官邸に載っていた「チェルノブイリ事故との比較」を英語にしてみた

首相官邸のサイトに載っていた、「チェルノブイリ事故との比較」というレポート?にがくぜんとしてなんか気力を失いつつあったのだけど、さっぱりニュースになっていないのはなぜだろう?

チェルノブイリ事故との比較 - 東日本大震災への対応 -首相官邸ホームページ-

政府は、将来的に出るであろう白血病であるとか小児の甲状腺癌とかを回避することよりも、今福島市郡山市の数十万人を避難させることの費用の方を重く見たということ?

将来的に出るかもしれない数千人の被害は致し方ないものと経済合理性がある判断をしたということかしら?

子どもに許される被曝量が年間20mSvになったり10ミリシーベルトになったり、一般人は1ミリシーベルト/年があたりまえなのに20倍にしてさらにそれを子どもにまで適用したりと理解不明な対応が続いていてどうしたらよいのか途方にくれている。

ひょっとして、今まで言われてきたチェルノブイリ事故なんて死の大地とか笑わせるわ、というレベルの被害しか出ていなくて、実は全然被害がなかった、ということ?

いろいろと思うところはあるのだけど、「チェルノブイリ事故との比較」が日本語以外になっていなかったみたいなのでせっかくなので英語ブログの方に書いておいた。なんとなく英語にしたけど、日本語がむつかしくて英語にするのは大変そう。

tittea blog from Japan: Japan government says NO health hazard occurred by Chernobyl accident

この文書はちゃんと各国語に翻訳して世界中から意見を伺うべきだと思うけどな。日本は「チェルノブイリ事故の被害はたいしたことなかった」と思って対応をしているということ、、なのかしら?そもそもこの「チェルノブイリ事故との比較」というさっぱりした文書がどういう位置づけなのかわからないのよね。。政府としての見解ではないのかしら。。

福島・郡山・本宮・二本松の学校校庭の放射線量が高すぎないか?

福島県内の、学校校庭の放射線量が測定されて、
ネット上の人たちの手によって視覚化されたので
福島県内の放射能汚染の分布が見えるようになった。
自分でやらないといけないかなぁ、、、と思っていたので感謝。

郡山市だと、市役所前の放射線量しかこれまでわからなかったので、詳細なデータが出てきたのは参考になる。

ただ、出てきたデータから計算すると、学校にいつもどおりに通学して、校庭で体育をやるような値ではない。校庭で体育をやってもよいかどうかというレベルではなくて、子供たちを福島市郡山市・本宮市から逃がしたほうがいいのではないか、ということを考えるべきレベルだと思う。
なにか計算間違いをしているのかもしれないけれど、子供や、女性は福島・郡山から離れた方がいいのではと思う。

原子力施設等の防災対策について.
http://www.nsc.go.jp/shinsashishin/pdf/history/59-15.pdf
にいくつか基準値が載っているけれど、屋内退避もしくは非難となる被爆線量は3mSv-50mSvになっている(期間は明記されていないものもあるけどどう解釈するんだろう)。

今の郡山市福島市の値だと、場所によっては1年も経たないうちに10mSv程度の被曝をしてしまうことになる。飯舘だけではなくて、他の地域も広く避難ないしは屋内退避とすべきだと思うのだけど、どのような判断基準をもって安全だ、としているのかがわからない。

もっとも、サンプル数は少ないけど郡山に住んでいる人、本宮市に住んでいる人も、そんなに危機感はもっていないみたい。郡山なんかだとどういう報道のされ方をしているのだろうか?マスクをした方がいい、ぐらいは言われているんだろうか。

Twitterやブログでもあまり郡山や福島の人たちがいないように見えるのと、いてもそんなに心配しているようには見えなそうなので不安だ。現地ではどういう捉えられ方をしているんだろう。

福島県内の学校の校庭の放射線量はどう読めばいいんだろう

http://d.hatena.ne.jp/oxon/20110411/1302473302
http://plixi.com/photos/original/91508746
福島〜郡山の汚染がひどい。
半径30kmよりも汚染がひどい。

郡山市内でも、さらに場所によってかなり汚染のレベルにはばらつきがある。たとえば郡山第三中学校は、県内でも放射線量がかなり多い方だった。
郡山第一中学校の値も高いので、あのあたりの丘の上は放射性物質が降った量が多いのかもしれない。

校庭の地上1mで4.4μSv/h。
http://www.pref.fukushima.jp/j/schoolmonitamatome.pdf

私は心配性なので、高めの値で
ざっくり5μSv/hとして、1日で
5x24=120μSv/day、
1年で
120x365=43800=43.8mSv/year

40mSvって、目を疑うような数字なのだけど計算間違ってるのかな。。
ちなみに国際的には、1mSv/yearが一般人(の大人。子供は1/10かな?)が被曝してよい量のはず。
一週間で1mSvに達する気がするけど、合ってるよな。。

この被曝量は空気中の放射線からだけの値だから、実際に郡山に住んでいると空気や水、食事からも被曝するのでもっと被曝量は多くなるだろう。
半減期の長いセシウム137も検出されているので、時間がたってもそれほど減少することは期待できない。

この調査が行われたのは4/5だから、
3/14あたりではヨウ素131の半減期を考えると今の4-16倍ぐらいの放射線量だったはずで、郡山に住み続けている人は現時点でも年間許容被曝量の数倍の量を被曝しているのかもしれない。
これだけ同じ市内でも放射線量のバラツキが大きいと、飯舘のようにもっと放射線量が高い吹き溜まりのような場所があるのではないかと心配だ。

郡山は、少なくとも女性や子供が1年とかの単位で住み続けてはいけない値だと思う。福島を離れられる人には離れて欲しい。

この値になっても学校は授業やってるのかな。。
ただちに影響はないっていっても、1日一枚レントゲン撮ってるような状態なんだけど。。

郡山の人たちはあんまり危機感がないようだけど、どういうふうに報道されているんだろう?すでに気にしなくていい値ではないとおもうが、、

もっとも、すぐに癌になったり死んだりする量ではなくて、何かが起き始めるのは5年後とかだろうけど。チェルノブイリのように、5年後に20歳前後の人達の甲状腺癌が増えたりするんだろうか。

放射線・放射能の話題に付いて行くためのイメージを整理しよう

3月11日から一週間ぐらいは、周りの人と放射能・放射線と原発について熱く議論することができていたのだけど、それ以降は徐々に「もうよくわかんない」といった反応が多くなってきて、最近はめっきり意見を交換することができるひとがまわりにいなくなってきた。

自分で考え、自分で決めろ、が基本だと思うのだけど、「で、安全なの安全じゃないのどっちなのさ?」と思考放棄している人が観測範囲内に予想以上にいることにも驚いている。

親の世代にも自分で判断できるようになって欲しいのだけど、どう説明すればいいのか悩む。
恐怖を煽ってもしょうがないし。テレビだけだとちゃんと情報が出てないっぽいし。
親の世代以上は放射線の影響がそんなにないだろうからいいとして、
その子供や、孫たちは保護者の理解不足で放射線を浴びすぎてしまうのではと心配している。

周囲の観察では、ニュースについていけなくなった、ついていこうとするのをやめたのは、下記のタイミングが多かったように感じる。

  • 放射線は「ベクレル」登場と水道水から放射性物質が検出されたあたり
  • 原発は圧力容器と格納容器が出てきたあたりで混乱
  • ニュースでメガとキロとマイクロが混ざったあたり

自分の考えの整理と、テレビしか見ない人に説明してわかってもらうときのためにも、情報源とイメージをまとめておこう。いろいろ見てるんだけどむつかしくてついてくのが大変。
あとはどの情報を信用すべきか、この情報の信頼度がどれぐらいあるか、この人の言っていることは正しいのか、信じるべきか、の判断も大変。

今回の放射線と原発の話は、一概に安全だとも危険だ逃げろとも言えないグレーな事態がずっと続いていて、得られる情報からそれぞれが「まだ大丈夫」「とりあえず関西へ逃げよう」という判断を個々に行わなくてはいけない状態なんだと思う。安全だとは言えないけど、どれぐらいリスクを取りますか?というのを自分で決めなくてはいけない状態であることが混乱の要因でもあるんじゃなかろうか。

福島県で起きているのは、「ダメだ逃げよう」とたとえ判断しても避難勧告が出ないと仕事を放り出して逃げることもできず、子供たちを逃がすこともできないというひどい事態だと感じる。行政としては、まずは安全側の選択をして避難勧告なり屋内退避なりの手段をこうじるべきだと思うのだけど、人の命と何だと思っているんだこの国は。


中性子とか陽子とか高校物理でちょっとやったことしかなかったのもいたいなぁ。。
たぶん@itokenstein先生が執筆している本にはイメージから具体例まで分かりやすく書かれるのだろうと楽しみにしている。

親とか、テレビしか見ない人たちに放射線をどういうイメージで説明するか、
というのを整理しておこう。原発についても別途考えを整理しよう。

放射線のイメージ

今回の原発のニュースだと、なにはともあれ放射線のイメージがないとわかりづらい。

放射線、とひとくちにいっても、主に4種類ある。

いまいちイメージは湧きづらいけど、重さを持った何か、が飛んで来るのがα線β線中性子線、光のような波がγ線、かな。

重さを持った何か、は
α線は重たくてでかいボウリングボールみたいなのが飛んできて、
β線はピンポン玉みたいなイメージ、
中性子線はビー玉みたいなのが飛んでくるイメージ、
γ線魔貫光殺砲、というイメージ、
でいいか。

α線はでかいので簡単に止めることができて、紙とかガラスがあれば大丈夫。でも、デカイのになんで簡単に止められるんだろう?
β線は小さいのでそれなりにすり抜けてくるけど、薄い金属の板で止められる。
γ線は波なので止めづらくて、コンクリートとか鉛の板がないと止められない。
中性子線も「モノ」が飛んで来るのになぜか止めづらいらしい。なんで?中性だから?

要するになんか小さいんだけどものすごい早さで何かが飛んでくるんだから当たったらケガするよね、
というのが放射線ということかな。

放射能とは?

放射「能」というのは、放射「線」を出す能力のこと。
放射能と放射線の関係は蛍のイメージがわかりやすい。
ホタルやチーズで例えるとわかりやすい 放射能と放射線の違い by中部電力 - KandaNewsNetwork KNN

ホタルノヒカリが放射線、ギラギラできる能力が放射能。その蛍が放射性物質。

ギラギラ度合いを表す単位がベクレル
とりあえずα線なのかβ線なのかγ線なのかよくわかんないけど
ギラギラしてる!というのを表すのがBq、ベクレル
ベクレルだけだと、なぜギラギラしているのかはわからないので、
ギラギラしているのが何か、というのがヨウ素131とかセシウム137とか言っているやつ。

ベクレルの値がそんなに高くないからと言って安心してはいけなくて、
「なにがギラギラしてるのか?」がわからないとなんとも言えない。
とりあえず蛍の群れがギラギラしとるなー、ということしかベクレルからはわからない。

なので、今の政府とか農協とか水道水とかの説明で「〜ベクレル以下だから大丈夫!」とは一概に言えなくて、「なにがギラギラしてるのか?」を確認しないといけない。

ギラギラがα線だったりすると、ボーリング玉みたいなのが飛んできているので当たると危ないけど、紙一枚あれば防げる。このα線=ボーリング玉を出す蛍がプルトニウムで、プルトニウムが体内に入ると中からボーリング玉をだすのでやばー(人体への影響は預託実効線量で計算)、ということで一時期騒がれた。のだと思う。
ちなみによく耳にするヨウ素131とかセシウム137は、γ線を出してる。

今回の原発で問題になってるのは、原発から蛍が出てきて飛び回っていることで、飲み込んだり吸い込んだりすると身体の中でギラギラしてなかなか出て行かないから。

蛍が人の身体の中に入ると、ホタルの種類によってドコに吸収されるかが異なる。
ヨウ素だと甲状腺だし、ストロンチウムだと骨、といったように放射性物質の種類によってどこに影響が出るかが変わってくる。

人へのギラギラがどれぐらい影響するか、を表す単位がシーベルト
ベクレルだけだと人への影響はよくわからなくて、人への影響を測るためにはシーベルトで確認する必要がある。食べたときにどれぐらいの量の被曝があるかは、先日やったような面倒な計算が必要なので、
ベクレル(Bq)、シーベルト(Sv)計算・換算
みたいな計算してくれるサイトを使うと良さそう。


半減期って?

蛍がギラギラしていられる時間のこと。
半減、というからには半減期たつとギラギラ感が半分になるイメージ。
ヨウ素131が半減期8日というのは、8日経つとギラギラ感が半分になって、16日経つとギラギラ感が最初の1/4になって、、、というようにギラギラ感が減っていく。

セシウム137は半減期が30年と長いので、少なくなるまでには60年とか90年とかの単位でかかるし、1/1024になるには300年かかる。今回の福島の土壌汚染で問題になるのは半減期の長いセシウム137の方で、郡山や二本松あたりでも2000ベクレル/Kgぐらいが出ている。

郡山の放射線量も、2マイクロシーベルトぐらいで安定してきたけど、空間放射線量に占めるヨウ素の割合は1ヶ月経って減ってきたので、セシウムの放射線量が支配的になってきたということかな。

どれぐらい浴びたら危ないのか?

年間1mSvの基準は意識しておきたい。低線量の被曝でどういう影響が出るのか、はよくわかってないそうな。
今回の避難勧告も出ていない福島や郡山、自主避難の地域の疫学的な調査が今後きちんと行われればわかるのかもしれない。

現時点では、私は放射線は浴びないに越したことはないと考えている。
今、福島県から遠いところにいる人は、強い理由がないのならあえて近づく必要はないと思う。
短期的に行くのであればN95のマスクをして放射性物質を体内に取り込まないようにして、食事と水にも気をつける。

行くところの放射線量は確認してから行く。
もっとも、各地の放射線量の生データを見ようとする人ってあんまりいないみたいだけど。。
行政も生データじゃなくてわかりやすく提示すればいいのに。。恣意が入るからそれもむつかしいのかな。。

マイクロ、ミリ、キロ、メガの単位(今日はテラが・・・)をわかりやすく説明するにはどうしたらいいんだろう。。なにかよいイメージはないだろうか。。

参考資料

福島原発の放射能を理解する
よくまとまっている。


やはり教科書や本は体系だてて知識を入れるならいちばんか。
ありがたいことに無料公開。読めるようだったらこれはいい。

後藤政志が語る、福島原発事故と安全性
説明が非常にわかりやすい。↓のCNICの動画が大いに参考になる。
原子炉関係だと抜群。

もっとあるので整理して追加する。

UStreamなど

活字を読まない人には動画をみせるのが一番。

  • CNIC

USTREAM: CNIC News NPO原子力資料情報室: 原子力資料情報室から福島原発についての解説を中心に情報を発信します。 特定NPO法人 原子力資料情報室は脱原発を実現する市民の情報センターです. 映像アーカイブ http://cnic-movie.blogspot.com/ http://w...

  • 上杉隆氏の自由報道協会の報告会

http://uesugitakashi.com/?p=717
これまでをまとめて振り返っていたのでわかりやすかったみたい。

  • 松本市市長の動画

http://www.city.matsumoto.nagano.jp/aramasi/sityo/kaiken/teirei20110322/index.html
この動画を見てもらうと恐ろしいことが起きるかもしれないんだ、
とわかってもらえる。

http://www.youtube.com/view_play_list?p=8176A4F5A94A8B09
こんなのを過去に放送していたNHKの今の報道の腫れ物に触るようなやりかたはなんなのかと不信感が募る。

世界の放射線被曝地調査―自ら測定した渾身のレポート (ブルーバックス)

世界の放射線被曝地調査―自ら測定した渾身のレポート (ブルーバックス)


チェルノブイリや、他の被曝地がどういうことになっているのか、というのがまとまっている。
2002年の本なのだけど、出てくる数字を見ていると「今の福島県の方が高いじゃん・・・」というのが。。

水道水の内部被曝はどれぐらいあぶないの?

なんだか情報がいろいろあって、危ないのか危なくないのかよくわからなくてとっても不安です。不安すぎるので書いて忘れてしまおう。
恐らく明日あたりの東京の水道水に含まれる放射性物質がびっくりな数値になってさらに大騒ぎになったりするのではなかろうか。。

あまりに不安なので自分で被爆量を計算してみたのですが、今のところ気にすることなさそうという結論に至りました。合ってるのかなぁ。
今のところセシウムは量が少ないのでヨウ素だけならそんなに問題なさそう。
他の放射性物質が含まれている可能性があるので避けるのが安全側であるのは間違いないだろうけど。
あとは放射性降下物の方ですね。。

そもそも300Bq/Lとかの水で風呂に入ったりするのは問題ないのだろうか?
松本市長の会見を見る限り経皮吸収もあるそうなので気にしたほうが良さそう。
D

水だけじゃなくて、経口摂取する果物とか野菜を気にしたほうがいいと思う。
生体濃縮されちゃうので動物性の食品はより高濃度になるのかな。

210ベクレル/Lの水を飲むとどれぐらいの内部被曝があるのか?

内部被曝の計算は預託実効線量というのでみるらしい。預託って何?
預託実効線量とは
http://search.kankyo-hoshano.go.jp/food2/servlet/food2_in

環境放射線モニタリング指針預託実効線量はこの資料が詳しそうですがむつかしいです。。P.42あたり
http://www.nsc.go.jp/anzen/sonota/houkoku/houkoku20080327.pdf

ヨウ素131入りの水210bq/Lを1年間(ヨウ素なら半減期が短いので続かないと思いますが)毎日2L飲んだ時の内部被曝量は1年で

  • 大人の場合

2[Kg] * 210[Bq/Kg] * (1.6 * (10^(-5)))[mSv/Bq]*365[days] = 2.452[mSv]

  • 幼児の場合は

2[Kg] * 210[Bq/Kg] * (7.5 * (10^(-5)))[mSv/Bq]*365[days] = 11.49[mSv]

幼児の場合は実効線量係数[mSv/Bq]というのが大人より大きいから、基準値が厳しいんですね。

ちなみに低線量(50mSv?)の被曝と、がんの発症率などとの関係は証明されてないみたいです。
核実験降下物との比較 http://smc-japan.sakura.ne.jp/?p=1428
低線量放射線の影響 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/gijyutu/004/006/shiryo/05061801/005.pdf

1年にわたってジワジワと100ミリシーベルトぐらいのオーダの放射線を浴びたときの影響がよくわからないな。

太陽電池で使えるLEDライトがよい

しばらく前に買った、太陽電池で日中充電しておくと、暗くなってから数時間はLEDで光を得られるNOKEROというのを便利に使っている。

普段はベランダで夜暗くなってから作業するときに使っているのだけど、もともとは災害や発展途上国などで使うことを想定されたものなので頑丈だし、電池でも使える。

外にとりあえずぶら下げておけば、日中勝手に充電されているのでいざという時に電池切れもないし、充電池を充電するためだけにも使える。

日本にも発送してくれるので、N100とN200を両方買って使っている。
今から買うならN200の方が明るくて6時間使えるのでN200がよさそう。
Solar Light from Nokero - Solar Light Bulbs and Solar Phone Chargers

注文してから二週間ぐらいで届く。
しばらく試しに使っていたのだけど、十分実用になるので追加で買っておこう。


太陽電池部分。太陽に向けておかなくてもそれなりに充電されてるみたい。



死ぬときは自宅で死にたい:高齢者専用賃貸住宅についてメモ

高齢者専用賃貸住宅について少しお勉強。
自分もそうだけど、親であるとか祖父母がQOLの高い生活を送るにはどうしたらよいか、これから介護が必要になったらどういう風にするのがいいのかというのをずっと悩んでいる。

病院併設の老人ホームというか病院で、歩けるのに車椅子に乗せられて毎日何時間もデイルームでテレビを観るしかない、という人生の最期の時期の過ごし方が幸せだとはとても思えないし、もっと良いやり方があったんじゃないかと思う。

高齢者専用賃貸住宅の概要だけつかめればいいや、と思っていたんだけどなんかややこしいなぁ。

イメージとしては高齢者向けのシェアハウスみたいな感じなのかな。
食堂などの共用施設があるけど、プライベートも確保されて
ケアサービスが提供されている場合もある。

高齢者専用賃貸住宅は、基本的には介護が必要になる前に入居して、「ここが自分の家である」と感じられるようになっておかないと、結局「自分の家で死にたい」という思いを満たすことができなそうなので、介護が必要になる前に話しあっておこう。

入院して痛切に感じたけれど、死ぬときは自分の家で死にたいので、死に場所をあらかじめ自分で決めてそこで死ぬまで暮らせる、というのは大切な事なんだと思う。

不思議なのは、「ここが自分の家である」という感覚はどこから出てくるものなんだろう。大切な人が暮らしている場所、というだけではない気がする。最近は実家に帰っても「自分の家である」という感じはしない。別に持ち家か賃貸かには関係ない。今は賃貸だけどここが「自分の家である」と思う。

高専賃や老人ホーム、病院みたいなところでも「自分の家である」という感覚を持たせることができれば、もっと幸せなエンディングを迎えられるんではないだろうか。

現在の介護が付いている住まいの種別

  • 特定施設
  • 認知症高齢者グループホーム

特定施設では要介護者1人につき介護職員ひとりが定められている。
そのため要介護者のみを対象としているのが大多数。
要介護者になる前にあらかじめ住み替える、という使い方はできない。

問題点

「早めの住替え」に対応できる住宅が少ないこと。
ケア付きの高齢者住宅は高齢者数の0.8%で、欧米の5%に比して低い。

契約は主に3種類のスキームがある

  • 定期借家契約
  • 普通借家契約
  • 終身借家契約

終身借家契約は、死亡するまでの契約なので一部の人が立ち退いてくれないためにスラム化するのを防ぐことができる。実際に事業として行う場合はこの契約にしないといつまでたっても老朽化した建物を建て替えられなくなりそうなのでリスクがありそう。

事業者(大家)にとってのメリット

  • 高専賃でもさらに優良賃貸住宅では建築に際して補助がある→制度が変わるかも
  • 入居者が住み続ける前提のため安定した経営ができる反面、欠員時の補填は難題
  • 特定施設として介護保険の対象とできるかも
    • 高専賃での登録+各地方公共団体の福祉部局窓口で特定施設指定を受ければ。
      • 一定の基準がある→各戸の床面積が25平米以上、食堂や浴場などの共同部分が十分な面積を有する場合は18平米以上

事業者としては介護保険対象にしたほうがいいのか?がよくわからない。いいことあるの?
家賃債務保証が使えるぐらい。→高齢者居住支援センター

読んだ本

高齢者専用賃貸住宅の手引き―安心して暮らせる住まいのために

高齢者専用賃貸住宅の手引き―安心して暮らせる住まいのために


概要をつかむには良いけれど、ちょっと細かすぎて借りようとしている場合には読みづらい。高専賃を運営もしくは投資しようとする場合にはいいかも。

高齢者の住まい事業企画の手引き―医療・介護・建築関係者のための

高齢者の住まい事業企画の手引き―医療・介護・建築関係者のための


建築事務所が書いた本で、事例が多いのとシミュレーションがたくさんあって非常に参考になる。
建築事務所でもこんなにしっかりやるところがあるのか、とオドロキ。今まで読んできた建築事務所の本って精神論というか哲学を語るやつばかりだったので、ゆう建築事務所みたいなところの本は楽しそうだな。

図面もたくさんあるし、どのように運営すべきか、という点まで踏み込んで書かれているので入居を考える場合にも事業として運営する場合にも具体的なイメージが湧く。ノウハウ的なところまでここまで書いちゃっていいの?と心配になるぐらい。